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プロのインタビューライターから学んだこと

この記事は、アウトプット・言語化力の強化のため、ライター講座の中でインタビューとインタビュイーを学ぶ講義の記録。私がインタビューの後、「わたしのチャレンジ」というテーマで8分間インタビュー受けた内容を書いたもの。この時も強運で、プロのインタビューライターの方にインタビューされた貴重な体験となった。

テーマ:「わたしのチャレンジ」~子ども達のただいまの声が聞きたくて~



子ども達の「ただいま」の声が聞きたくて退職した。
私は退職してから、自分で何か起業ができないかと、かなり悩んできた。とにかく、勉強したかったことは全部やろうと決めた。

少し前におもしろい人との出会いがあった。仏像写真家のW氏だ。ある日、W氏のアトリエの前を車でたまたま通りかかったら、木の二つ折りの立て看板に、墨汁で書いた「HELP」の文字が。””パソコン得意な人求””。

江戸時代か、とツッコミをいれつつ、墨でかかれた文字に目が釘付けになった。車で徐行しながら、隣に乗せた子供に、携帯で立て看板の写真をとらせた。看板には電話番号がのっていた。どうしようかと迷いつつも、勇気をだしてアトリエに訪問することにした。
アトリエに着くと、扉が開いていた。中を覗くと、あやしげな様子で私を見る男性と目が合った。

「こんにちは」と声をかけて 「パソコン得意です」と聞かれてもないのに自己紹介していた。初老の男性は、顔がぱっと明るくなって、「本当に来た!」と言い、わたしは、「来ちゃいました、、、」と心の中でつぶやいた。「あがってあがって」と言う明るい声に招かれ敷居をまたいだ。

私の最近の一番のチャレンジはと聞かれたら、アトリエへの突撃訪問したことかもしれない。今までほとんど事務職、本当に何でも挑戦してきましました。就職難に加え、学歴不足、能力不足、経験不足の不足3拍子で、仕事探しに苦労してきた。

二度の産休・育休を取得し、退職。最近は個人事業主として、業務委託契約も経験した。そんな中で、写真家のW氏と出会った。Macのパソコンの設定などを頼まれて訪問した。自分の頭の中のアイディアを形にしたい、と言うW氏に、Tシャツ販売について提案した。頼まれたのは販売サービスの申請代行だった。経験はないが、挑戦することにした。ついでに画像生成AIでTシャツデザインの参考にしたらどうかと提案した。良い案があれば見せて、と頼まれた。

提案まで、オリジナルTシャツの販売についてリサーチして、いくつかのサービスをピックアップして提案資料を作った。Tシャツのデザインは、画像生成AIのMidjourneyで数十個作った。後日、その中で気に入りそうな5点を持ってアトリエを訪問した。

サービスの一連の設定をすませた後、デザイン案を提案した。
が、採用されなかった。W氏は「おもしろい、自分でもやってみたい」言い、画像生成AIのアカウント開設とレクチャーを頼まれた。

経験のないことでも、手を挙げて挑戦しつづけてきたのが私の人生だ。やりすぎだ、と言われることもある。リサーチは徹底的にやる主義なので、手を抜けないし、顧客のためと思うと、確かに『過ぎる』傾向がある。私の仕事人生、ひたすら誰かの要望に応え続けてきた。誰かのニーズに応えて貨幣を得るということが、資本主義の基本的な経済活動なのだから、当たり前と言えば当たり前のことなのだが。

インタビュアーの方が、最後の質問で、これまでの話の中で、何が一番楽しいとかんじるか?というシンプルな問いを私に投げかけた。私はこの質問でこのインタビュー中、自分の気持ちに一番迫ることができた。私は何と答えたか、私は誰かのために仕事をすることが、原動力であり、幸福と感じる、と答えた。インタビュー開始から、7分37秒。

わたしのチャレンジとは、誰かの要望に応える、というステージから昇華させることにする。今日からは、誰かの要望に応えて、自分も幸せになる仕事をする。これが、わたしのチャレジだ。


インタビューをしてくれたプロのライターのBさん、この貴重な経験に感謝します。急に与えられたテーマに対して、緊張し、何を話していいかわからない状態でしたが、8分間の時間制限の中で、最後の質問が来たとき、Aさんが文章の構成を考えていることに気づきました。結論の重要性を体感した経験でした!ありがとうございました!



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