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#96 義母という「属性」にアレルギーを感じてしまう話

みなさんこんにちは。

まずはじめに。
私の義両親(つまり夫の親)は、善良な人たちですし、義両親の夫婦仲も良く、あまり子供(夫)の方に構ってこないため、私から義両親への悪感情というものはありません。
また、自分自身いずれ義両親という立場に立つ可能性があることも理解していますし、よその義両親に関して(愚痴等を聞かない限り)何かを思うというわけでもありません。
そういった理性の部分のは別に感じてしまうアレルギー。今回のお話はなぜ「義母」という属性にアレルギーを感じてしまうのか、私の過去に関するお話になっています。

普段、Xでなるべくおすすめを見ないようにしているのですが、時々のぞくと必ず流れてくる義母関連のポスト…見ちゃうと他人事なのにストレス溜まるんです。。

義両親(特に義母)と嫁、それは夫婦関係において、時に揉め事の中心に据えられてしまう問題ですよね。

私が婚活をしている際、必ず、しかしそれとなく婚活相手の親との関係性や親の雰囲気は聴取するようにしていました。
なぜならば、私は大の「義母」アレルギーだから。

話は私の幼少期に遡ります。

私が未就学児〜小学校低学年の頃、時々父の実家に遊びに行っていました。
家にいるだけだと暇だし、どこかに出かけるのは大歓迎。ですが、父の実家は、子供心に「ここに来ても楽しくないな」と感じていました。

なぜならば、祖父は癇癪持ちだったため、私と妹が工作を始めて色々広げ始めると「散らかすな!」と怒鳴るような人でしたし、祖母は父にべったりで母に時々嫌味を言うような人だったのです。なお、父は父で祖父母大好きで、祖父母に逆らってまで妻や子供を庇うようなことはありません。(普段偉そうなのに)

子供が大人の嫌味を理解できるか。いやこれができるんですよね…
言葉の細かいニュアンスは分からずとも、嫌な感じが出ているのは子供でもわかっちゃうんです。
特に祖母のねっちょりした話し口は私も大の苦手でした。

時にはこんなあからさまなエピソードも。

その日は祖父母宅で焼肉をしていました。
母は野菜を切ったり肉を並べたりとバタバタ。
そんな母を尻目に、祖父母、父、私たちは先に食べ始めていました。(今思うとなんでやねん)
父は大食い早食いなため、1番にごちそうさま。
そんな父を見た祖母は動き回る母をチラッと見て言いました。

「あら、もう食べ終わったの?じゃもうお肉はいいかしら。」

繰り返しになりますが、母はみんなに食べさせるためにバタバタ動き回っており、まだ一口も食べていません。
その時はさすがに祖父が「〇〇(母の名前)が食べてないだろう」と嗜めていましたが、祖母の嫌らしい姑根性を表すにはぴったりのエピソードかと思います。

こういったエピソードには事欠かない祖母でしたので、私の中では大好きな母の敵=私の敵でした。
母から直接祖父母の悪口は聞いたことはありませんでしたが、時々父と母が喧嘩しているところが漏れ聞こえていたので、母が良く思っていないことは理解していました。

幸い?祖母は早くに亡くなったため、その後はあまり煩わされることはありませんでしたが、とにかく一個一個のエピソードが強すぎて、義両親、特に義母アレルギーになってしまったのは仕方のないことかと思います。

「義母」という肩書きを聞くだけで、碌なことを考えない・しないと思ってしまいますし、ちょっとでも嫁にあたりの強い義母の話を聞けば、400倍くらいに嫌悪感を感じてしまいます。
ただ単に目の前に義両親の立場の方達が並んでも何も思わないので、頭の中で属性に付随するイメージだけが膨らんでしまっているのだと思います。

私自身、結婚したらここが1番ネックだな、多分バトルロワイヤルになるな…と懸念していましたが、幸い、夫の両親はこちらから働きかけなければ会おうともしない、自分たちの生活を楽しんでいる系義両親ですし、遊びに行くといつまでもお客さん扱いで「ゆっくりしておきなさい」と言ってくれるような人たちなので、結婚して約8年、特に悪感情を持ったことはありません。

婚活の最終段階、親への挨拶のときに周りの婚活仲間から「親をしっかりチェックしてこい」とエールを送られたのが懐かしく、また、私のこの偏ったとアレルギーのせいで、夫の両親と血で血を洗う争いにならず本当に良かったです(笑)

それではまた、ごきげんよう。

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