藤井聡太プロの全冠制覇を願う人たち:元乃木坂46の伊藤かりんさんの場合
将棋親善大使を務める元乃木坂46の伊藤かりんさんが「(藤井聡太プロの)全冠独占をする様子を見てみたい」と発言しています。ごもっともな意見・ご感想ですが、どうやら私とは動機がかなり異なるようです(笑)。
理由1:将棋人気が復活するかもしれないから(笑)
将棋人気復活を願う私としては、何事も打算的に考えてしまいます。藤井聡太プロが29連勝の記録を作って以降将棋人気が高まり、藤井ファンだけでなく将棋ファンも増えているという話はよく耳にします。それは数字にも表れているようで、具体的な数字もネットには上がっています。
しかし、私の周りではほとんど実感がありません(笑)。
私が子供の頃はクラス中で将棋を指していました。小学生時代に私が火付け役になり将棋を流行らせたのですが、男子生徒だけでなく女子生徒も含めてクラス全員が将棋を指していました。もちろん、そのブームは他のクラスにも飛び火しました。
レジャーも娯楽も今ほどない時代でしたので一概には比較できませんが、その当時と比べますと小学生の将棋ブームを身近で実感できません。
ですから、藤井聡太プロの全冠制覇を大いに期待してしまいます。その結果将棋そのものの知名度も上がれば、必然的に「将棋を指そう」という意識が高まります。
理由2:「将棋が趣味だ」と堂々と言えるから(笑)
お恥ずかしい限りですが、私はいまだに「趣味は将棋だ」と堂々と言えません。大人になってからは特にそうです。小学・中学・高校・大学時代は、数々の将棋クラブや将棋部に所属しました。大人になってからも20以上の将棋道場を巡りました。それらの道場では全国大会の覇者たちとも何度も対戦しました。そして、今はその頃より遥かに将棋が強いです。
しかし、将棋を指さない一般の人に対しては、いまだに「将棋が趣味だ!!!」とは言えません。一応段位もそれなりのものを持ってはいますが・・・。
藤井聡太三冠がいずれ七冠や八冠の全冠制覇をしてくれれば、それができるようになるでしょう。間違いないです(笑)。
理由3:単純に全冠制覇を見たいから
この点は伊藤かりんさんと同様です。自分の精神状態がよくわかりませんが、藤井聡太プロならば何となくやってくれそうな気がします。
仮にそうならなくてもいいではないですか、精一杯やっての結果ならば。何かに挑戦している方のその努力の過程を拝見できることは、こちらにも勇気を与えてくれます。そして、毎日を生きる希望をいただけます。
だからこそ、全力で応援したいのです、藤井聡太プロを。
以上3点です。
結局「心の問題」かもしれませんが、人間そんなものです(笑)。
将棋親善大使を務める元乃木坂46伊藤かりんさんの発言の数々(ヤフーリンク先あり)
「最初からすごく強い、強いと思っていましたけど、そこから気が熟したというか、ついに来た!という感じですよね」
「以前は、自分から結果などの情報を見つけなければいけなかったのが、今では情報バラエティー番組でもやっているので、勝手に情報が入ってきますよね。藤井さんは去年、タイトルを初めて取ったと思ったのに、気づいたらどんどん増えていって、ちょっと怖いぐらい(笑)」
「もちろん棋士のみなさん、自分の結果を求めていると思うんですけど、藤井さんの話になると、『本当にすごいよねえ』という感じが見受けられるんですよね。私みたいなファンでもそうなのに、棋士の間でもそうなのかと」
「羽生先生が七冠を取られた時、私はまだ将棋を見ていなかったので、全冠独占をする様子を見てみたいと思うんです。八冠、総なめするところを」
<記事引用ソース>将棋親善大使・伊藤かりん、藤井聡太三冠の快挙に「ついに来た!という感じ。八冠、見てみたいです」
日本の古本屋:将棋世界 奇跡の全冠制覇 第60巻4号
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