誰が問題を起こしているのか?
チームビルディングコンサルタント
Gallup認定ストレングスコーチ
の徳山です。
先日、
クライアントの経営者
と面談した際、
こんなお話になりました。
総務のマネージャーAさんから
「部下のBさんが自分への愚痴を
周りに言いふらしてるんです。」
という相談を受けている。
一方で、Bさんからは
「マネージャーのAさんは
こちらの意見は聞いてくれず、
一方的に意見を押しつけて
くるんです。」
という相談がきている。
Bさんは
周りに相談しているみたいだが
うまく解決しないので
こちらに相談がきたようだ。
これってやっぱり
マネージャーのAさんに
問題がありますよね?
こんな感じ。
その経営者は
「両者とももうちょっと
上手いことやってよ…。」
とため息まじりに
おっしゃっていました。
皆様も
同じようなシーンを
よく見かけるかもしれません。
これってやっぱり
マネージャーのAさんが
問題を起こしている
と思われますか?
クライアントからのお話だけだと
よく分からないので
Aさんからお話を聞いてみることに。
Aさんの認識は
部下のBさんが不満を抱えていること
は認識しているので
まずはBさんのホンネを
聞きたいと思っている。
ただ中々、
ホンネが出てこない感じなので
まずは自分のホンネをぶつけている。
とのこと。
このように聞いて
私は
マネージャーAさんが
部下のBさんのホンネを
聞こうとするプロセスの中で
中々、ホンネが引き出せないので
まず自分のホンネをぶつけている
ことが
部下のBさんからみると
Aさんが意見を聞いてくれず
一方的に意見を押しつけてくる
と感じている。
というような構図になっている
と感じました。
そして、
Aさんが頑張って
Bさんのホンネを聞こうとするのは
Bさんが周りに愚痴を言いふらしている
と認識しているからだけど
これって
Bさんが周りに相談していることが
Aさんからすると
周りに愚痴を言っていると捉えている
という構図になっている。
とも思いました。
こう考えると
問題を起こしているのは
AさんとBさんの両方だ
と捉えることができます。
つまり、両者とも
問題を解決しようとしたアクションが
マイナスの効果を生む結果
になっているということです。
結局、AさんもBさんも自分自身が
問題を起こしているわけなので
それぞれ自分自身が変わらなければ
解決することができないんだと思います。
人を変えることはできないけど
自分を変えることはできる
とよく言われます。
今回のような問題に対しては
他者に原因を求めると
解決に繋がらず、
他責の空気が蔓延します。
他者にどれだけ責任追及しても
その人を変えることは
できないからです。
ですので、
変えられないものではなく
変えられるものにフォーカスし、
自分の行動を変えていくこと
が大事なんだと思います。
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