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ブロックチェーンへの探究をきっかけに、エンジニアになった

Gaudiyでエンジニアとして働くsteveです。中国からリモートで働いています。
ブログを書くのは初めてではありませんが、日本語で書き、知り合いに読まれるのは初めてです。(前のブログはテック関連で、ほぼ気持ちをぶつけるためのものでした🫣)
久しぶりに書くブログは入社エントリーなので、自分の経歴やブロックチェーンに踏み出すきっかけ、憧れとかを皆さんに知ってもらいたいです。


自己紹介

新卒でネットワークエンジニアとして、中国での日本支社に入りました。日本との縁はこちらからですね〜日本語の初心者とはいえ、才能がないかもしれないので、最初の学びは苦しかったです😖。まあまあの技術でなければ、縁切になっちゃいますからね。

その後、本田技研でIT関連の仕事を約1年半行い、日々の単調な作業に耐えかねて、従兄弟の誘いで2018年にWeb3向けのスタートアップに参加しました。ここからブロックチェーンとの関わりが始まりました。

最初はリサーチャーや投資担当としてブロックチェーンの研究を行いましたが、初めてのエアドロをきっかけ、だんだん技術分野へ移っていきました。技術転職からはたった3年かな、まだまだしがないエンジニアなんですが、”厚积薄发”のため🤩、頑張っています〜〜

ブロックチェーンにハマった

在職中、ほぼブロックチェーンリサーチと投資に関する仕事をやっていて、トークンエコノミクス、エコシステム、セキュリティなどに関するレポートを投資意見の参考資料として書いていました。

資料の文字だけを読むだけでは理解が難しく、より深く理解するためにコードの読解を始めました。苦労はしましたが、その面白さが苦労を上回り、徐々にエンジニアとしてソフトウェア開発を始めました。

当時の2018年はイーサリアムが新しい概念と技術の革命を市場にもたらした時期でした。リサーチのために、この新たなネットに基づいてフルノードを構築し、プライベートネット上でインフラからコントラクト、ウェブまで様々なものを試しました。

しかし、正式にエンジニアへの転職を決めたのは2020年末頃です。CMUのVipul Goyal教授が開講した暗号技術のコースを受講し、ジャーナルに第二著者として論文を執筆し、ブロックチェーン技術の魅力を改めて感じていました。世界トップクラスの大学や学者たちもブロックチェーンの波に乗り始めていました。今こそ絶好のタイミングじゃないかと感じ、ワクワクした気持ちでこの潮流に飛び込みました。

とはいえ、技術か研究か一時迷ってました(笑)。

技術を選んだきっかけは、2020年9月17日にUniswapの初めてのエアドロップで400UNIを受け取ったこと。たぶん前にDeFiのコントラクトを試したことが資格となったのでしょう。その後は、全身全霊でコントラクトの勉強に没頭し、ハッカソンや技術コミュニティ、様々なブロックチェーン技術活動に参加し、少し自信を持ってイーサリアム開発者と名乗っても大丈夫なくらいにはなりました。

Gaudiyに見つけた可能性

こんなことを言うのは気が引けますが、国内のブロックチェーンは少し「お金くさい」雰囲気かなと思っていて、グローバル展開を視野に入れている会社、あるいはWeb3の可能性を広げられる会社を探して、ようやくGaudiyを見つけました。(実際は見つけてもらいました 笑)

最初に石川さんのnoteを拝読して、Web3への観点が私の思いとすごくマッチしているなあと思いました。確かに今のマーケットじゃ、キラーアプリケーションができる可能性は見えなくて、やりがいも見出しにくい、、

Web3.0の本質とはなんなのか。それは "カルト的な価値共創" と "なめらかな価値分配" の実現だと考えています

yuyaさんから

Web3あるいはブロックチェーンの本質が「価値主義」というのは長い間の共通認識だと思います。「投機的なWeb3」という現象も事実ですが、これは投機者が仕掛けたワナじゃないでしょうか。本質的な価値のないミームコインに人々を引き込む投機者は、金銭的な利益しか考えておらず、新たな偽りの繁栄を作り出しています。夢を持つ人々が人間の弱さに負けただけではないでしょうか。

ただそれでも、「好き」という気持ちに正直に、価値や趣味を追求する人々は存在しています。そういった人々の集まりが、キラーアプリケーションが生まれる場所ではないでしょうか。ConsenSysのように、現在のGaudiyにはその可能性があると思います。

エンターテインメントNFTの可能性

Gaudiyが取り組むエンターテインメント領域はNFT分野にとって最適な場所だと感じました。芸術NFTとか、Meme文化のNFTとか、各IPのNFT化しているものとか、メンバーシップNFTとかものは元々NFT個体の価値をファンの中に最大化されるはずなのに、投機として過熱しすぎて、全く趣味で投資するファンが少ないというより、見分けしにくいとはいえるでしょうかね。

私自身、いくつかのNFTプロジェクトの開発経験がありますが、プロジェクトはアイデアに焦点を当てがちで、ファンとのつながりが薄くなってしまう傾向がありました。

Gaudiyのお試し入社期間に感じたのは、ファンの好みを基に技術やアイデアをユーザーニーズに合わせるGaudiyのアプローチが正しいのではないかということです。

新規技術から生まれた可能性

DID、SBT(SoulBound Token)、ERC-4337などの新しいイーサリアム技術を採用していることを聞き、新技術の探索と実現に向けた挑戦にインスピレーションを受けました。それらが実際のユーザーニーズに合致するかどうかも、期待できる点の一つです。

お試し期間はウォレットチームに参加し、ちょうどFanlinkにAAウォレットを導入する時期でした。びっくりしたのはAAウォレットの完成度が想像以上に高く、実際の運用にも十分対応できると感じたことです。(入社前の3ヶ月程度で、AAウォレットはまだ概念だけだったはずですが、技術の進歩は想像以上に速いです。)

AAウォレットって、一言でいうと、膨大なユーザがブロックチェーンに上陸するための新しいインタフェースになれるものだと思います。ニーモニックフレーズの記憶、ハードウォレットの保存を懸念しているユーザに対して、ワクワクできるものかなと思いつつ、セキュリティと運用体験上の懸念は今Gaudiyが解決していて、きっとWeb3の世界に新たな可能性をもたらすでしょう。

将来への憧れ

現在はフルスタックエンジニアとして働いており、少し慣れないですが、これからの成長には不可欠だと思います。コントラクトのセキュリティ審査の勉強も日々進めており、将来的に関連する開発が増えた場合に役立てたいです(趣味としても)。これからはNFTやブロックチェーンの実用化がどう進むか、その力になりたいと期待しています。

最後に、Gaudiyは現在急速に採用を強化しています。皆さんからのエントリーを期待しています! 興味を持たれたら気軽にお話しましょう!

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