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【日本語教育能力検定試験】勉強方法~聴解(試験Ⅱ)

こんばんわ。
新米日本語教師のマリです。

今回は、日本語教育能力検定試験の勉強方法についてです。
私は2020年の10月から3月まで養成講座を受講し、2021年の日本語教育能力検定試験に1回で合格しました。

使用した参考書や試験勉強スケジュールなどは別の記事に書いてますので、良ければご覧ください。

いろいろな方のアドバイスを基に試験Ⅱの対策を行いましたが、個人的に効果が実感できたのは(1)と(3)です。
自己採点では、試験Ⅱ33/40点でした。

試験Ⅱ(1)

自己採点では、5/6点でした。
選択肢の「最初」の分岐点を見つけて、上がっているのか下がっているのか聞き分けられるようになりましょう。

1.最初にしたこと

赤本を使って次のように練習しました。
①選択肢を見ないで、聞こえてきた音声をリピート
②答えの選択肢だけ見る。指でなぞりながら、音声を聞いてリピート
③答えの選択肢を指でなぞりながら、言葉は発せず、鼻歌のように「ふんふん」と高低だけ言う
①~③をそれぞれ10回ずつしました。

2.次にしたこと
赤本以外の問題集を使います。

①音声を聞く前に選択肢を見て、聞くポイントを探す
 例えば、a,bは2拍目で上がるけど、c,dは2拍目で下がる。⇒2拍目に注目!全部2拍目は上がってるけど、3拍目はa,bは変わらず、c,dは下がる。⇒3拍目に注目!全部バラバラの選択肢はスルー。
②注目ポイントを脳内再生
 注意して聞くポイントを脳内シミュレーションして「自分の中で自信がある選択肢」を決めます。最初はよく分かりませんが、繰り返すうちに自分の得意なものが見つかります。
③②を基準に、音声を1回だけ聞く
 自分の脳内シミュレーションに合致してもしなくても、選択肢は少しはしぼれているはずです。最初は脳内シミュレーションが正しいのかも、それとと合致したかも分かりません(笑)
④確信を持てるまで何回も聞いてから答え合わせ
 本番は2回しか聞けませんが、練習なので答えを見る前に何回も聞きます。ポイントは脳内シミュレーションで基準を確認して、音声を聞きます。
⑤答え合わせ後、【1.最初にしたこと】をする
 これだ、と思って選んだはずなのに、全く逆ということがあってへこみます(笑)そういう問題は、無心になってリピートを20~30回しました。

何回か練習すると、自分が得意な高低が分かってきて、基準が決めやすくなります。

高低の練習として「ド・ミ」を使う?というものがありますが、私にはさっぱりでした。私は幸いなことに卒業した養成の学校が図書をたくさん貸出してくれたので、答えが同じギザギザの形になるものをピックアップして、「今日はこのギザギザを練習する日」と決めていてフォーカスを当てた形をひたすら聞いたりして練習しました。

また、よく言われている「選択肢の数字の上にひらがなを書く」ですが、私は全部に書くと視覚情報が多すぎて混乱したので、bとcの間にだけ書きました。

試験Ⅱ(2)

いちおう勉強したのですが、3/6 間違っていたわたしでは、みなさまにできるアドバイスはないです(笑)

試験Ⅱ(3)

自己採点では、全問正解でした。対策したおかげだと思います。
子音の表を正確に書くことができるかが、この問題でのポイントです。

1.子音の表を素早く書く練習
 これはマストです。試験Ⅱが始まって問題が流れるまでに時間があって、その時に(3)の空いているスペースに表を書くことで、高得点を狙えます。なので、1分でもすきま時間があれば練習をしました。

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これは実際が私が受験した時のものです。自分さえ分かればいい。テストの時には思わぬミスをするので、私は念のため母音も書きました。
※頭は、ザ行の語頭と語中の発音の違うよ~の注意。
※閉は、口腔断面図で唇が隙間がないイラストのことだよ~のメモ。

2.口腔断面図に音声記号を書く練習
 過去問などをする際、音声を聞く前に口腔断面図がどの音なのかざっくり書きます。見分けやすいのは、①唇が閉じてる図→p/b/m ②喉の奥。鼻とつながってるところが開いてる図→ナ・マ行 ③ナ・マ行じゃなくて、隙間がどこにもない→破擦音・破裂音(上記の表の閉のやつ)。
 
 また、例は今のところ毎年同じなので、1.の表が書き終わった後に書き込みます。問題の選択肢に、例と同じ形のものがあれば書き込み、見て分かるものには、音を書きました。

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※これが正しいかわからないので、みなさま自己責任でお願いします。

3.問題を解くときのポイント
 ・聞こえた学習者の音を問題文の上に書きます。
 ・4~8は、母音の問題を私はよく間違えたので、解く前に母音に
  ついて言及している部分を〇で囲いました。
 ・1~3の答え合わせをした後は、答えの口腔断面図を見ながら、実際に
  発音して、口の中のイメージで覚えました。

最後に

試験Ⅱ(聴解)の対策でお世話になったのは、ももこ先生です。

試験Ⅱの冊子を開けるようになってから、問題が始まるまでに2分半の時間があります。その間、ボーとしているか、対策をするかが運命の分かれ道です。その時間をどう使うのが自分にとって有効なのか、試験の前に対策をしてみてください。

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