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希望を捨てずに

どうも、映画「ラーゲリより愛を込めて」のノベライズを読み切って涙だばだばなろうせです。
前回「生きよう」という題名でラーゲリ関連の記事は出させていただいたのですが、その時はまだ本編見てませんでした(今思うと自分を殴りてぇ😅‪‪)
そして近くの図書館の蔵書を調べたところ、あったので借りてきました。
映画もまた見ようと思います。
そしてここから、ぼくの読んでからの思いを綴ったものになりますので、苦手だなという方はバックお願いいたします🙏


まず山本幡男さんという方は、本当に希望を捨てずによく生きた方だと思いました。
内心身構えてはいましたが、ラーゲリでの山本さんたちの生活は想像を絶するものでした。
それでも、山本さんは希望を捨てずに帰国ダモイの日を信じていました。

辺見じゅんさんが書いた「収容所(ラーゲリ)から来た手紙」や「ラーゲリより愛を込めて」では山本さんは希望を捨てずに生きた、とても"人間"らしい人でしたが、山本さんの長男である山本顕一さんが執筆した「寒い国のラーゲリで父は死んだ」では、酒癖が悪く、特に顕一さんに強く当たる怖い父親と書かれていました。
酒に酔って顕一さんに包丁を突きつけるほどです。

それも事実かもしれませんが、遺書を残したということは家族をとても大切に思っていたこともまた事実だと思います。


これを読んでいて、本当に生きなければならないなと思いました。
今続いているこの日常が、いつ壊れるかわからない。
そして親のことも悪く言ってはだめだと思いました。
ぼくは昔のnoteでも常々親が嫌いだと書いてきています。
嫌いなのは事実です。
でも、両親の教えがぼくを確立してきたこともまた事実なのです。

それを身に染みて実感した出来事が、数ヶ月前くらいに父の姉の夫の父、つまりぼくから見ればおじの父ですね。
その方が亡くなりました。
亡くなって数日後に、毎年行く旅行に行ったんです。
その時おばとおじが、最期まで「貴方たち姉妹は本当にいい子だ。親の教えがいいんだろうね」と、私たち姉妹の話をしていたと言ってくれました。
あぁ、確かにそうだ。
今自分が人にとやかく言われずにいるのは親の教えを守ってきたからなんだなと思いました。

嫌いなことに変わりはないですが、でもそこで同時に親へ感謝の気持ちも溢れました。
なんとも親不孝な娘だけど、ここまで育ててくれてありがとう。


拙い文章でしたが、ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
以上、映画「ラーゲリより愛を込めて」ノベライズを読んだ感想でした。

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