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ろうせฅ^˶•̀д•́˶^ฅ
2023年9月6日 22:40
ー数年後ー「ちょっと瑠衣!!買うもの多すぎ!!」「いいじゃん!あ、これも買いたいんだよね♪」「どれだけ俺に持たせる気・・・」好きなもの、嫌いなものがある人へ。少なくとも、自分の中では好きなものを好きと、嫌いなものは嫌いだと言いましょう。全ての人に幸あれ。そしてここが、あなたの心安らぐ場所でありますように。みんな、今日も生きてお疲れ様。
2023年9月5日 22:51
「これが俺の身に起こったことです。だから学校行きたくなくて、それにちょっと男子も苦手になりました。男の俺が言うのもなんですけど」「・・・うぅん。君が言ってくれたように、嫌いなものも嫌いと言っていい」「!!」好きなものは好きと言っていいと言ったように、嫌いなものも嫌いと言っていい───?「というか、ボクといて大丈夫なの?男だけど・・・」「聞いた時は驚きましたけど、別に男子が嫌い、
2023年9月4日 23:21
※センシティブ注意ー夏の終わりー夏ももう終盤に差し掛かる頃。学校は二学期を迎えていた。「・・・?」始業式、久しぶりに学校に行くと、なんだかいつもと雰囲気が違う気がした。問題の事件が起きたのは放課後。(早く着替えてクラブ行こう)先生に呼ばれてしまい、着替えるのが遅くなってしまった。教室には誰もいない。体操服が入っているカバンを開ける。「・・・は?」いつもと違
2023年9月4日 23:05
俺は、屑なやつだ。何もできない、そして、最低なやつ。『お前、もっとできねぇのかよ』あの時の声が蘇る。「俺は───っ、」言葉に詰まる。なんで思ったように言葉が出ないんだよ、こんな時に。「話してくれとは言ったけど、無理はしなくていい。話せるようになったら話して欲しい」「・・・だい、じょうぶです。今話します」これ以上瑠衣に迷惑をかける訳にもいかない。俺は夏が嫌いだ。
2023年9月2日 21:41
「ボクの親はさ、ボクに当たってくるしタバコしてるし結構やばいんだよね。最近特に当たり強くてここに来れなかった。でもこれでも、父親がいないから唯一の親なんだ」そう言って哀しく笑う。「それに、母さんがボクに当たってくるようになったのはボクが原因だし、自業自得なんだよね」ボクは可愛いものが好きだ。でも、それは女の子がする話。男の子のボクが可愛いものを欲しがるのを、母は嫌がった。だから
2023年9月1日 22:38
「お、来たね」学校で瑠衣と出会った夜。やっぱり行こうと思って海に向かった。「来ると思ってたよ」「俺も、なんとなく今日は来るかなって思ってました」クラスメイトだと思うと、なんだか恥ずかしい。「なんで数日間来なかったんですか?」「・・・」途端、瑠衣の顔が、真っ暗な闇を含んだ表情に変わる。「あ、無理に言わなくていいので・・・」「あぁ、いやいいんだよ。じゃあさ、凪くん
2023年8月31日 23:25
うるさいなぁ。もう全部吸い込まれればいいのに───。「・・・」誰もいない部屋の中。『学校には行くんだよ〜』言ったからには、行かないと。「あ"ぁ〜やだな〜」そう言いながら瑠衣はスカートを取った。「・・・え」まさか隣の席の子が少年だとは思わなかった。意外な出会いがあるもんだ。「もういいや!!改めましてよろしく、"日向凪"くん」そう言うと、戸惑ったように凪は返
2023年8月30日 22:46
「いや〜まさか同じ学校でしかも同じクラスだとは思わなかったなぁ」「俺もです」帰り道。俺は海、いや瑠衣と一緒に帰っていた。「あ、そうだ」「?」瑠衣の鞄の中から出てきたのは、「これ面白かったよ」この前凪が貸した本だった。「あ、ありがとうございます」「www あのさ、同級生ってわかったことだし、タメでいいよ?w」「いや、なんか、抜けないしこれでいいです
2023年8月29日 22:46
5限終わりのチャイムが鳴る。「トイレ行こうぜ〜」「ちょっと飲み物買ってくる!」各々に過ごす休み時間。することもなく外を眺めていると、教室のドアが開いた。そいつは俺の方へとやってくる。何かと視線を向けると、「・・・は?」学生服を着た海がいた。あちらも驚いたようにこっちを見ている。「え、え?」「あ、あの、どうしてここに」「それはこっちのセリフ」まさか。
2023年8月28日 22:40
「・・・」今日も可能性を信じて海に来るが、彼女の姿はない。「どうしたんだろう・・・」また、会おうと言ったのに。「仕事行ってくるね!」「行ってらっしゃい・・・」いつものように母が声をかけ、家を出て行く。『学校には行くんだよ〜』「っ・・・」行きたくない、けど。「今日くらい行こう」ーお昼休みー「お、」クラスに入ると、びっくりした目で見られた。そりゃそ
2023年8月27日 23:08
今日も足は海へと向かう。「お、来たな少年」黒髪の少女、"海"と出会ってからはほぼ毎日のように夜、この海に来ている。ちなみに海という名前は、自分で言っていた。『うーん、まぁ仮に"海"とでも呼んでよ』と。「また君は名前教えてくれないのかい?」「教える気ないので、なんとなく」「あっそ〜」そう言って海は寝転ぶ。「頭道路飛び出してますけど・・・」「この時間は誰もいない
2023年8月26日 21:42
夏のある夜、月が綺麗だった日。俺はあなたと出会った───。「はぁ・・・」先生から模試の結果が返される。「×××、お前このままいくと留年だぞ?ちゃんと勉強しとけよ?」「わかってます」俺は高校に通うごく普通の生徒。少し変わったところと言えば───、「失礼しました」「あ、あいつって・・・」「あぁ噂になってる奴だろ?」不登校で、こういった時くらいしか学校に来ないこと