臨床発達心理士 資格取得の道④
臨床発達心理士資格についてです。前回まではこの資格について、資格申請カテゴリーについてお話ししました。
2024年度資格認定審査スケジュール公開
さて、臨床発達心理士認定運営機構の公式ホームページでは、すでに2024年度の資格認定審査スケジュールが公開されています。情報は常にアップデートされていきますので、資格取得を目指される方はこまめにこのホームページをチェックされることをおすすめします。
申請の最初にやること、これが肝
さて、資格申請の最初にやることは、資格申請する年度の申請書類の付帯したガイドブックを購入し、正式なスケジュールや書類の準備を確認することから始まります。
”臨床発達心理士認定申請ガイド”という冊子を取り寄せ、中に書いてある申請方法や必要書類について確認しましょう。決めたら早い方がいいです。
ガイドブックを取り寄せるという当たり前の行為ですが、これがこの審査を通しての重要な肝になります。
その理由はこのガイドブックに必要書類が全て付いていること。そしてもう一つの理由が、このガイドブックを熟読することが試験対策に直結することです。
結構薄い冊子ではありますが、すごく重要です。最初のページからとにかくしっかり読み込んでください。この資格の趣旨や考え方などが書いてあって、ここは絶対読み飛ばしてはいけません。
なぜならここに審査の全行程を通して試される「臨床発達心理」について理解すべきこと、必要とされる考え方が明記されているのです。なので、二次審査の直前にも私はこの冊子を再度確認しました。とてもコンパクトに、でも重要なことがまとめてある肝となるところです。
必要書類を使用して出願手続きが終わっても絶対に捨てないで最後試験直前にも読んでください。
このガイドブックは公式HPにて購入できます。2,750円(税込)です。こちらは販売期間があって、期間を過ぎると購入できませんので気を付けてください。販売期間は以下の通りです。2024年度は3月1日より受付されていますので、早めに取り寄せておかれることをおすすめします。
臨床発達心理士認定申請ガイド販売受付期間: 2024年 3月 1日(金)~ 7月 31日(水)発送開始3月中旬ごろから
タイプⅣの出願手続き
さて、私の申請カテゴリーについてですが、私は2022年度に公認心理師資格を取得しましたのでタイプⅣでの申請になります。
申請書類はどのタイプでもたくさんあって結構ややこしいです。もれなく書類を整える必要がありますので、気を付けないといけません。
タイプⅣはあらゆる書類を整えたうえで、公認心理師登録証のコピーなど特有の書類が必要です。
資格申請に関するオンライン説明会の開催が予定されていますし、詳しい説明動画がアップされますので、ご覧になっておかれるとよいと思います。
タイプⅣ対象 臨床発達専門講習について
タイプⅣは申請手続きに入る前に、最初に専門講習を受けなければなりません。
臨床発達専門講習は専門性に関する基礎からの理論講習です。講座内容は「臨床発達心理学の基礎」「臨床発達支援の専門性」両方で4時間程度です。公認心理師資格を所持するということは心理全般に関する基礎知識や臨床経験があるという前提のもと、臨床発達に関する専門知識をさらに深めるということですね。
ネット上で申し込みをし、受講した後に内容についてレポート提出します。そのレポート内容が審査され、認められたら受講して課題をこなした証としての受講証というものが送られてきます。そのコピーも必要書類として提出します。
講習会受講についてはこの3月に申し込みが開始されます。
申込受付期間 : 2024年3月15日(金)~5月10日(金)
講習会動画配信期間: 2024年6月1日(土)~6月26日(水)
私の勉強会のメンバーはこの講習会を受講し、レポートまで書いておきながら最後ポチっと提出し忘れたせいで受講証をいただけませんでした。ネット上での作業は便利ではありますが一人での作業となるので確認したり仲間と声を掛け合ったりができないのです。皆さん気を付けてください。
タイプⅣカテゴリーにおける課題提出について
タイプⅣの人は、申請書類の提出後にさらに課題を提出する必要があります。様々な申請書類をそろえて、それが受付されたのちに機構より自宅に課題が届きます。その課題にホームページより課題提出書式をダウンロードして取り組みます。
この課題は2次審査(口述審査)でも使用され、それに基づき質問されます。概ね面接時間の三分の一から半分ほどの時間をその課題に関する質問に充てられます。
その課題について、昨年はどんな課題だったか、私自身がどんなふうに課題に回答したかはまた追ってお話します。
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