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薬草・薬樹・薬になる野菜デビュー 56 ナス

 ナス科ナス属のナス。
 主人の免疫不全にはナス科は食べてはいけないとありました。
 調べると夏野菜はナス科が多い。夏に夏野菜を食べてはいけないとは!しかもジャガイモもナス科。あまりにもショック。
 病気になったときは治したい一心でナス、トマト、ピーマン、ジャガイモ、シシトウを止めていました。
 でもストレスは病に影響するのでナス科を解禁しました。(一向に良くならないけど)

スーパーのナス🍆
来年はナスの栽培に挑戦してみようっと

佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物2」の本に出会ったとき、いろいろな野菜が薬になることを知ってとっても感動した事を覚えています。(キウリ、トウガ、ナス、タマネギなど)
さらに最近の中村臣市郎先生の投稿でもナスの効能がありましたね。

ナスビ

特にナスの塩焼きは筆舌しがたい。
茄子は実よりも捨てるヘタのほうが薬効がある。
殺菌、排膿、解毒などがそれだ。いぼ腫れ物にはナスのナマをすり潰してその汁を塗ると有効である。

中村臣市郎投稿より

 佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物2」から抜粋しました。
 ①ヘタを乾かして、1回に2~3g煎じて飲めば、盲腸炎、破傷風、キン類や魚類の中毒、産後下腹部の痛み、淋病などに効がある。

 ②いぼを取るには、ナスの実をおろして、その汁を一日数回塗ればよい。

 ③しもやけ、破傷風には乾かしたヘタを煎じた汁で洗えばよい。またこれにネギの白根を加えて煎じた汁は特効があるという

 ④乳がんには、ヘタと竹の皮の黒焼きを等分に、それに塩を少し混ぜて、ごま油で練ってぬれば特効があるという。

 ナスのすり下ろし試してみましたが、汁は灰汁で黒ずみ、首のイボに塗るのは襟を汚しそうで三回くらい塗りましたが止めました。

ウィキペディアにも薬用としてのナスが詳しく載っています。

 ウィキより
 ナス
 ナス(茄子、茄、ナスビ)は、ナス科ナス属の植物。また、その果実のこと。別名ナスビともよばれる。
 インド原産で、淡色野菜として世界中で栽培されている。果実は黒紫色が多いが、色や形は様々で多数の品種がある。 

目: ナス目 Solanales 

科 : ナス科 Solanaceae 

属 : ナス属 Solanum 

種 : ナス S. melongena 

学名 Solanum melongena L. (1753)

和名 ナス ナスビ 

  クセのない味わいと火を通したときのなめらかな食感が特徴で、品種によって様々な調理法があり、料理のジャンルを問わず使えるため、定番の野菜として欠かさないものとなっている。 

特徴 
インドの原産。原産地など熱帯地域では多年草であるが、温帯地域では一年草として畑で栽培されている。

  茎は黒紫色で、高さ60 - 100 cm になる。中には茎にトゲが見られるものがある。
 葉は互生し、葉身は卵状楕円形で、葉縁は波打ち、葉柄に近いところでは左右非対称になる。葉にはトゲがあり、毛が生えている。  花期は夏から秋で、葉腋と次の葉柄の途中に花柄を出して、紫色の花を下向きに1個から数個咲かせる。
 ひとつの花柄に複数の花が咲いても、基部の1個以外は結実しない。  
 果実は品種によって形も色も様々で、色はふつう紫色であるが、中には緑色、白色のものがある。
 果肉は密度が低くスポンジ状である。ヘタの部分にはトゲが生えているものがあり、鋭いトゲは鮮度を見分ける方法の目安となるが、収穫の作業性向上や実に傷がつくという理由から棘の無い品種も開発されている。 

 ナスは寒さや乾燥には弱く、日当たりがよくて水を好む性質がある。 

 薬用 

  ナスの果実、茎、へた、根、花などは薬用にできるため、民間療法で、打ち身、捻挫、やけど、しもやけ、腫れ物、イボ、あかぎれ、二日酔いなどに薬効があるといわれている。
 果実は茄子(かし)、へたは茄蔕(かてい)と称して生薬になる。 
 打ち身、捻挫、軽いやけどには、十分に冷やした果実を縦切りにして、切り口を患部に当てることを何度も繰り返すと、効果があるといわれている。
 しもやけには、乾燥した茎10 - 20グラムを水600 ccで煎じた液(水性エキス)で、患部を洗う。
 腫れ物には、乾燥したヘタ10グラムを600 ccの水で煎じた液で患部を湿布する。
 イボには、切り口で直接患部をこする。
 あかぎれでは、乾燥した根10 - 20グラムを同様に煎じた液を患部につける。
 二日酔いの場合では、乾燥した花とクズの花を各5グラムずつ入れた水400 ccを煎じて、服用すると良いといわれている。 

 ナスのへたの黒焼きを作って、粉末状にして食塩を混ぜたものは歯磨き粉代わりになり、歯槽膿漏、歯痛、口内炎に効果があるといわれている。
 痔には、果実を黒焼きにして粉末にしたものを1回量1グラム、1日3回服用する用法が知られる。

 2024年1月には、ナスのヘタに含まれる天然化合物が、子宮頸がん細胞に抗腫瘍効果があることが、名古屋大学の研究チームの実験で明らかになった。 同じウイルス性疾患の尖圭コンジローマで効果が確認され、ヒトの子宮頸がん細胞に応用し投与した結果、細胞死を誘導することが確認された。将来的に作用が強すぎない抗がん剤などの創薬が期待できるとしている。 

 ナスには鎮静・消炎の効果がある考えられてきたことから、日本では昔から茄子を食べると体温を下げて、のぼせに有効とされてきた。

『和漢三才図会』ではヘタにしゃっくり止めの効果があるとされるが、俗信の域を出ない。

 ナスの絞り汁でなくて、切り口でイボをこする。←それがいい。やってみよう。


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