中国茶デビュー①菊花橘皮プーアル茶


菊花橘皮プーアル茶ドライフルーツセット

狭い店内にごちゃごちゃ並んだ品物。近所の中国物産屋さんです。
香辛料の棚を見ていたら、漢方素材でよく出てくる桂皮が、シナモン!ということでビックリ。棚の横に小さく¥130とあったのでこの値段でいいの?とジェスチャーで聞いて。
他にも5種類入った漢方薬っぽいのがあったので、飲める?とジェスチャー。
するとこっちの方がいいですよと、不思議な円筒を勧められました。
感じのいい店員さんだったので購入
それが菊花橘皮プーアル茶ドライフルーツセットでした。

円筒は2種類のカップが繋がってて

菊花橘皮プーアル茶ティーバッグにシュガーと

火龙果干(ドラゴンフルーツ)菠夢果干(パイナップル)椰果干(ココナッツ)金柑干(キンカン)香橙干(ダイダイ)雪梨干(中国梨)苹果干(リンゴ)

7種類のドライフルーツ。中国語の表示だったので植物名を調べました(すゴーい)

ドライフルーツはプーアル茶に浮かべて飲むのでしょうか。わからない。教えてほしい☺️中国人の店員さん🎉

菊花と橘皮(温州みかんの皮)とプーアル茶が混ざった複雑なお味。
体に良さそうです。


黒いプーアール、オレンジ黄色は橘皮、菊花

それぞれの効能を調べました。
調べていくと偶然購入した菊花、橘皮、プーアル茶の効能がすごくてア然としています。
食用菊の苗が欲しくなりました。
考えてみると、4月に食べていたタンポポの花も菊科。最近は綿毛になってるタンポポを改めて見直してしまいました。

🍵プーアル茶効能💕

「減肥茶」とも呼ばれ、消化を助けるお茶として有名なプーアル茶。 口の中をさっぱりとさせてくれる飲み口に食中茶としての人気も高まる

プーアル茶(英語:Pu’er tea)とは、中国の雲南省原産のお茶の一種。地名から付けられた呼び名で、漢字では「普洱茶」

プーアル茶も緑茶と紅茶、烏龍茶などと同じ「チャノキ」の葉から作られる。

中国のお茶は大きく分けると緑茶・青茶(烏龍茶)・黒茶・紅茶・白茶・黄茶の6種類に分けられるが、プーアル茶は黒茶の一種。

蒸してから茶葉を揉み、積み上げて微生物によって発酵させ、再び揉んで乾燥させるという作り方で、独特の風味を引き出す。 紅茶も発酵茶と呼ばれるが、実際には紅茶の「発酵」には菌は関与していない。

一方で一般的なプーアル茶の「発酵」を担っているのは麹菌。高温多湿状態で積み上げておくことにより、空気中の麹菌を茶葉に棲みつかせて作るのだそう。

①胃腸の働きを助けてくれる
②血糖値上昇を緩やかにしてくれる
③コレステロールの上昇を緩やかにしてくれる
④その他、便秘や風邪、発熱、二日酔いの改善や、唾液の分泌を促す効果、痰を除去する効果などがあるといわれている。

🍵菊花効能💕

菊花は、古くから漢方の一種として利用されてきた。アンチエイジングやリラックス効果があるとされ、お茶としてよく飲まれている。
眼精疲労改善する効果 があり、漢方の本場中国では、「目の疲れ解消といえば菊花茶」というのが定番。

菊花茶には、ビタミンB1、ビタミンEをはじめとした豊富な栄養素に加えて、目の疲れを癒す消炎などの効能があるクサンテノンとビタミンAが豊富に含まれる。
目のかすみ、疲れ目、目の充血、目のかゆみなどに効果を発揮する。パソコン作業で目を酷使している方は、菊の花を積極的にとるようにすると良いと考えられる。また、菊花茶、菊花酒などを日常的に飲用することで、眼精疲労に対して高い効果を得られるといわれている。

①リラックス効果
菊花の特徴である豊かな香りには高いリラックス効果(鎮静効果)がある。
菊花をお茶にしたり、お風呂に入れるなどすると神経を鎮めてリラックス効果に働きかけます。 リラックスした状態を続けることで、免疫力が高まり、風邪対策やアンチエイジングにも良い影響を与える

②痛風を予防・改善する効果
痛風とは、血中の尿酸値が高くなることにより尿酸の結晶ができ、関節の内面に付着し痛みがでる疾患。
菊花に含まれているポリフェノールには、体内で作られる尿酸の量を減らし、体外へ排出される尿酸の量を増やすという、2つの作用がある。

②老化を防ぐ効果
菊花は世界でもっとも古い薬学書である「神農本草経」に「長く飲み続ければ、老化を遅らせる」と記載されている。
また、菊花には目のアンチエイジング効果が証明されている。 目の老化が進行する原因のひとつに、眼球でレンズの役割を果たしているたんぱく質が年齢とともに糖化が進んでしまうということで、
糖化とは、老化促進物質であるAGEsが大量に発生し、たんぱく質が変性・劣化してしまうこと。 AGEsは一度できると分解されにくい物質のため、血液中の糖の濃度が高ければ高いほど糖化が促進されるといわれています。 菊花には、2種類のAGEsの生成を阻害する作用があることが実験で証明されている。
さらに、菊花には体内に発生した活性酸素を除去する働きをもつ、グルタチオンの体内での産生量を促進する働きがあることが明らかになっている。
これらの働きにより、菊花を摂取することによってアンチエイジング効果を期待することができる

③美肌効果
菊花には、ビタミンB1、ビタミンE、アミノ酸などの肌の健康を保つ栄養素を豊富に含んでいるため、肌を美しくする効果がある。 また、菊花茶は吹き出物にもよいとされている。菊花の持つ解毒効果が、熱を取り、皮膚の炎症を和らげてくれるからであると考えられている。

④菊花鎮静作用
菊花には、抗けいれん作用、鎮静作用を持つリナリンやその配糖体、アカセチンが含有されているため、菊花は抗不安作用および抗鬱作用、抗不眠作用を持つと期待されている。

🍵橘皮効能💕
キッピ(橘皮)は、温州ミカンの成熟果実の果皮を乾燥したもので、
漢方的には、理気、健脾、化痰の効能があり、消化不良によるお腹の張りや吐き気、痰が多くて胸が苦しいときなどに用いられる。

長期乾燥させたみかんの皮が漢方でも重用される陳皮である。
[陳皮の効能]
[漢方薬の原料として古くから利用され、有効成分の一つにヘスペリジンがある。
漢方の薬効の一つとして、理気作用。漢方医学で「気」を整える理気作用は、血流を改善させて肥満、血中脂質上昇、ストレスを抑える働きをする。陳皮は、その手助けをする。 みかんの果皮を陰干しで1年以上乾燥させたものが陳皮(生薬)で、古いものほど優れた薬効があることから「陳皮」と呼ばれるようになった。
オレンジ色の完熟みかんの皮を乾燥させたものを「橘皮」と呼ぶ。

❤️ついでに漢方のお勉強

漢方薬の薬性を表すものに「五気」というものがある。
五気は体内での熱寒性を示す指標で、「寒(かん)」、「涼(りょう)」、「平(へい)」、「温(おん)」、「熱(ねつ)」から成る。
これらのうち、陳皮は体を穏やかに温める「温」に属している。 漢方薬は味によって「辛(しん)」、「酸(さん)」、「甘(かん)」、「苦(く)」、「鹹(かん)」の五つに分類され、これらを「五味」と呼ぶ。
五味は単なる味の指標ではなく、薬効も示している。
陳皮は熱を鎮め、湿を乾かし、心に作用する「苦」と、発散や停滞しているものを動かす作用の「辛」に属している。 つまり、陳皮には胃もたれ、嘔吐、消化促進、食欲増進、風邪によるのどの痛み、せき、冷え性、肩こり、腰痛の改善などにも効果があると考えられている。
橘皮は陳皮よりはゆるいけれど、同様な作用がありそうですね‼️💕



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