薬草デビュー ⑫ 梅の果実


梅煮が出来ました。やわらかくて口の中でとろける美味しさです。

古い薬草の本「家庭で使える薬になる植物」の梅の欄が詳しくて、為になりました。

梅肉エキス、梅酢、梅酒、鳥梅、梅干しの薬効がそれぞれありました。

梅肉エキスは薬としての効能が一押しでした。梅肉エキスが家庭にあれば安心なのだそうです。
来年チャレンジしてみようかな。作るの難しそう。

身近なものでは梅干しがいちばんメジャーです。
1日1個食べると健康。
梅干し婆さんとかドラマにでてきましたね。こめかみに梅干し貼ってるおばあちゃん。頭痛に効くのだそう。
梅干しをおへそに当てる、食べる、と船酔いに効くのだそう。

梅酒チンキ(砂糖なし)は鎮痛の薬効があって、神経痛に湿布すると、痛みが退くのだそう。

市販の梅酢を買いましたが、塩辛くて酸っぱいだけで、あまり重宝してませんでした。
本によると肺炎、気管支カタル、喘息に効くとあります。
風邪には梅酢18ccに砂糖かハチミツ、熱湯注ぐ。食前30分前飲んで汗を出して治す。寝る前にも飲んで汗がたくさんでて、効果があるとのことです。


日本で発明された梅肉エキスの効能はすごいです。
内服
不明熱、エキリ、赤痢、急性胃腸カタル、盲腸炎、腸チフス、猩紅熱、丹毒、
外用薬
いんきん、たむし、白なまず、水虫
避妊薬
梅肉エキスは強い酸性で殺菌力があり、精子も死ぬので、性行為の前にエキスを10倍に薄めて膣内に注入。副作用がない。終わってからもエキスを注入するとさらに安全。
いやー。スゴいな。

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以下は漢方ライフさんのホームページからです。

梅の実は正室は平性、味は酸。
約2000年前の『神農本草経』(最古の生薬の書物)で「梅実」と呼ばれ、「中品(体力を養う目的の薬。毒にもなり得る。)」に記載されています。
実のはたらきは花とほぼ同じですが、その他にこのようなはたらきがあります。
①下痢止め
②関節炎、関節痛
③抗菌・抗炎症作用
④抗アレルギー作用
⑤長期にわたる利尿剤の使用の場合 注意:「酸味」ですので、胃酸過多、胃及び十二指腸潰瘍の方は控えましょう。

梅の実の使い方

5~6月に実を採収して、梅干し、ジャム、「陳皮梅」「話梅」(乾燥梅菓子。蜜と合わせたドライフルーツ?!)などに使われます。
「烏梅」は聞いたことがありますか?未成熟な梅の実を蒸して真っ黒くなった梅です。
止咳、止瀉、止渇、止嘔、止血、などの効能があります。
日本で烏梅が配合されている処方は杏蘇散(きょうそさん)があります。

その他 梅の実の「核仁(かくじん)」は、目のかすみや疲れ、暑気あたりなどに使われ、木の根は黄疸に。
梅の葉は慢性下痢、月経の不正出血などに良いとされています。

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梅干し、梅酒以外にも、体にいいこといっぱい!
今年の梅仕事では、梅シロップ、梅ジャム、酢浸け梅(梅酢)、梅煮、梅酒、梅チンキ作りました。

来年は青梅で梅肉エキス、梅塩浸け(梅酢)を作ってみたいです。
梅干しは自信ありません。



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