薬草デビュー 25 ハコベ [気味] 味は甘・鹹、 気は平性 炎症に効がある

ハコベ、コオニタビラコ、ウラジロチチコグサ、ハルジオンと➕ダイコン&葉っぱ

今日は七草です。
去年の野草探しで何から始めたら良いのかわからずに思いついたのが春の七草調べでした。
七草全部知らなくても、あれ?見たことある草だなというのがハコベでした。
自分で探せた初めての野草がハコベ。
植木ばちにも小さな空き地にも駐車場にも生えています。
今年は事務所窓下の空き地に生えてる野草で七草粥を作りました。
ハコベ、コオニタビラコ(ホトケノザ)母子草の代わりにウラジロチチコグサ(ゴギョウ)の柔らかな蕾、ハルジオン、ダイコン葉(スズシロ)を入れて五草粥です。
ナズナのロゼット葉っぱは見つかりませんでした。春になってぺんぺん草になったらわかるでしょう。
毎年スーパーの七草粥セットを食べていますが、

野草粥、雑煮のお汁、イカスミのウインナー

自分で野草を摘んだ草粥は格別でした。野草たちは、茹でてから使いました。

ハコベ花びら10枚に見えるが5枚(花柱3本)
ウシハコベ(花柱5本)
ハコベ花びら5枚に花柱3本

佐藤潤平先生の「家庭で使える薬になる植物Ⅲ集」にすごいハコベの薬効が記載されていて、ただただ驚くばかりです。使用方法も詳しく記載されています。


いろんな野草たちと一緒にハコベ。隣のヒメツルソバも粥に使えば良かった。

ハコベ

家庭で使える薬になる植物から抜粋

春の七草の一つで、小鳥やウサギの餌として、日常の身辺に親しまれている野の草。
全国いたるところの路傍や畑地に生える越年草、あるいは一年草。
草丈は30cmくらい。茎は柔らかくよく枝を出して茂り、茎の下部は横に伏して上部は斜めに立ち上がる。
緑色で細く、一側に毛の列がある。
葉は対生し、長さ2~3cmの卵形で、全縁、先が、尖って無毛である。(ハコベによく似た
ウシハコベは全体が大形で、茎は暗紫赤色を帯び、葉も大きく長さ2.5~8cm)
中国では5月5日にハコベをとり、乾燥保存さて諸々の薬に加える。

ハコベ薬効
1.盲腸炎の特効薬であるという。全草を煎じるか青汁を1日3回服用する
2.お産しても母乳の出ないときハコベを採って煮て食べる
3.歯が痛いとき、ハコベを塩でもんで痛む歯で噛むとよい。

盲腸炎、淋病、腹痛に、下痢止め、利尿、脚気、乳の腫れ、しらくもに。
漢名「繁縷」という。
ハコベの気味]
味は甘・鹹、
気は平性

他にもネットでハコベの効能を調べました。

ハコベに含有される成分
ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウム、カロテノイド、フラボノイド、サポニン
薬効
 止血・抗菌・美肌効果、収斂・鎮痛・解毒作用など。
一般に、神経痛や腰痛、腹痛、湿疹、肌荒れ、切り傷、腫れ物、打ち身、痔、鼻血、そして産前産後や月経過多、また、歯痛や歯槽膿漏の予防、歯茎からの出血といった症状に対して、その改善目的で利用される。

早春に、まだ緑のあまりない時期に若い芽を出す草のうち、七種類を選んで正月の七日に食する慣習が日本にあります。
これらの草は、春の七草で広くしられているもので、日本では800年以降にこの慣習が中国から渡来したと言われています。その中国では四世紀頃から始まった慣習と考えられています。
もともと日本の在来種であるミドリハコベのことをハコベと言っていましたが、現在、日本への帰化植物としてコハコベが認められていることから、これらをまとめてハコベと総称しているとされます。
別名では、ヒヨコグサとも呼ばれおり、西欧ハーブではチックウィードと言われるものが近縁種とされています。
ハコベは日本各地の日差しの当たる道端や草地などに見られる植物で、成長すると高さは凡そ十五センチ以上になる二年草です。
柄を有しない葉は対生しており、その形状は卵円形で先端部は尖っています。二センチ程度となる葉は柔軟性を帯びていて柔らかくなっています。
集散花序を枝の先っぽにつけ、白色をした花となっています。
ハコベに含有される成分では、ビタミン類であるビタミンB群、ビタミンC、ミネラル類であるカルシウムやカリウム、そしてカロテノイドやフラボノイド、サポニンといったものがあります。
ハコベ/薬草で期待される効能・効果
止血・抗菌・美肌効果、収斂・鎮痛・解毒作用など。一般に、神経痛や腰痛、腹痛、湿疹、肌荒れ、切り傷、腫れ物、打ち身、痔、鼻血、そして産前産後や月経過多、また、歯痛や歯槽膿漏の予防、歯茎からの出血といった症状に対して、その改善目的で利用されます。
利用する際は、乾燥させた全草を煎じたものが服用されます。外用では、この煎汁が塗布され、また熱湯で浸出させた生葉のエキスは飲用されます。

garopさんより

食べて良し、薬としても良し。野草・薬草は素晴らしい😆🍀

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?