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(便秘薬としての)生薬デビュー ケツメイシ(決明子/ハブ草・エビス草)味 甘、苦 性質 微寒①

ケツメイシとの出会い
朝お茶の材料仕込みで陳皮、金銀花、菊花などの生薬があり、そのついでにケツメイシも買っときました。

開古のケツメイシ

ついでの生薬ケツメイシ。
でも
これがすごい効能。
便秘薬として飲んでいた雑草のメヒシバ茶がなくなって焦ってました。
買い置きのケツメイシに便秘の効果があると知り大さじ1を800ccで作り、朝、昼飲んだらスッキリ。
ありがたやケツメイシ。翌日は茶殻で2番茶を飲んでいます。
生薬キハダで塩キハダ歯磨きを朝夜使っているので、便秘になってしまって。トホホ
だからほんとにケツメイシ茶はうれしい。

赤色に写っていますが、焦げ茶色。
茶殻

ケツメイシまたの名は「ハブ草・エビス草の種子」
🌺佐藤潤平「家庭で使える薬になる植物」1集に掲載されています。
🌺築田多吉の赤本「家庭に於ける実際的看護の秘訣」にも[不思議な霊効があるハブ草の研究]の記載があります。

このnoteは出会った野草・薬草を書き留めています。両先生の一押し、ハブ草はどこに行けば会えるのか、全く縁が無さそうなのであきらめていました。
縁がないと思っていたハブ草種子ケツメイシとの出会いに感謝😍⤴️⤴️🎵😌🌸💓

両先生のお勧め薬草が手に入らない時は生薬名を調べて、効能を調べて、漢方薬剤店で購入する手もある😃💡❗️と気がついたとこです。
かといって
漢方は体系的な医学です。
生薬を合わせた漢方薬の一覧などがありますが使う生薬の量が1番大切。量を間違えると体に悪さすることも。
なので私は単体で使うことにしています。八方茶は八種類のブレンドですが🤣まあ、美味しい飲み物、ドライフルーツとしてなら☀️

自分の体を人体実験して良い効果があれば生薬デビューに加えます。

薬読ヤクヨミさんのブログにケツメイシが分かりやすく詳しい解説がありました。シェアします。

 冷やして眼がスッキリ!おなかもスッキリ!高血圧にも!「ケツメイシ(決明子・ハブ・ハブ茶・焙じハブ茶)」の効能

「ケツメイシ」といえば、男性の音楽グループを思い浮かべる方は多いでしょう。メンバーには薬剤師の資格を持つ方がいるそうですね。聞き慣れない単語ですが造語ではなく、実は「決明子(けつめいし)」という生薬のことです。今回はそんな「ケツメイシ(決明子・ハブ・ハブ茶・焙じハブ茶)」の効能や用い方の注意点についてお話しします。


目次 1.ケツメイシとは

「ケツメイシ」はマメ科エビスグサの種で、ゴマよりも大きな粒で表面がツヤツヤしており、こげ茶色をしています。日本薬局方に収載されている医薬品(生薬)ですが、日本では処方薬というよりも、お茶や民間薬のイメージが一般的なように思います。医薬品として用いられる時は「ケツメイシ」「決明子」、食品としては「ハブ茶」「ハブ」「エビスグサの種子」「焙じハブ茶」などと呼ばれます。

中国最古の薬学書『神農本草経』によると、決明子は最も格の高い「上品」です。この書籍では365種の中薬を、「上品120種(じょうほん)」「中品120種(ちゅうほん)」「下品125種(げほん)」に分類しており、そのうち「上品」は、無毒のため長期服用が可能で、元気を補い身体を軽くし、不老長寿の養生に適した中薬とされています。とはいえ、決明子にはクスリとなるくらいの個性=性質がありますので、性質・効能にあった使い方をすることが大切です。

2.決明子(ケツメイシ)のはたらき 決明子は中薬学の教科書において、「平肝熄風薬(へいかん・そくふう・やく)」、あるいは、「清熱薬(せいねつやく)」の中の「清熱明目薬(せいねつ・めいもく・やく)」に分類されます。
書籍によって分類が違うこともあります(特に中国語と日本語の書籍による違いが多い気がします)が、どの効能を取り上げて分類するかだけの違いであり、決明子の効能自体は(中国語でも日本語でも)ほぼ共通の内容です。中医学を学び始めると、分類がまちまちなことが不思議かもしれませんが、これは決明子に限らず言えることです。 生薬や食べ物には四性(四気)と呼ばれる「寒・熱・温・涼」の4つの性質があり、さらに、温めもせず冷やしもしない、寒熱の偏りがないものは「平(へい)」といいます。決明子は「微寒性」です。
■生薬や食べ物の「四気(四性)」 決明子の四気五味(四性五味)は「微寒性、甘・苦味(書籍によっては、甘・苦・鹹味)」なので、次のような作用があることが分かります。また、「肝・大腸のグループ」に作用し、これを中医学では「肝経・大腸経に作用する(帰経する)」と表現します。(文献によっては、「肝・胆・腎」とあります) ・微寒性=冷やす・冷ます性質。寒性より冷ます程度は少ない。 ・甘味=補う性質。 ・苦味=冷ますイメージ・下に降ろすイメージ。

3.決明子はどんな時に用いられるのか
(使用例) 決明子の代表的な使用例を紹介します。具体的な例を見ていきましょう! (1) 目がスッキリ! 目の赤み・腫れ・炎症に「眼科常用の薬物」として
(2) お腹もスッキリ! 熱結便秘・腸燥便秘に (3) 降コレステロール作用&降圧作用
(4) そのほか肝経の熱の症状にプラスアルファのお茶として

(1) 目がスッキリ! 目の赤み・腫れ・炎症に「眼科常用の薬物」として 決明子には、「清肝明目(せいかん・めいもく)」といって、清肝→肝熱(肝火)を冷まし(=清熱)、明目→目の状態を改善する作用があります。急性結膜炎などの炎症がある状態に用いられ、「眼科常用の薬物」と呼ばれるほど、目の赤み・腫れ・痛みなどの眼科症状に広く用いられます。
(2) 腹もスッキリ! 熱結便秘・腸燥便秘に 決明子は「微寒性」「甘味・苦味」であることから、「冷やす性質」をもち、「補う性質」と「降ろす性質・冷やす性質」があることが予想できると先述しました。この性質をもって、腸が乾燥して便秘する「腸燥便秘」と、熱がこもって便秘する「熱結便秘」に用いられます。 腸に熱がこもると腸壁の潤いが乾燥して、ウサギのようなコロコロ便になります。そんな状態に決明子は最適で、腸の熱を冷ますと同時に、腸壁を潤して、ウンチをスルンと出してくれます。 タネ系は成分がオイリーで、脂溶性成分を含むことが多い傾向にあります。決明子も、そのオイリーな成分が腸壁を潤して、まるで「障子に蝋(ロウ)を塗ると滑りがよくなる」「ファスナーに蝋を塗ると滑りがよくなる」ようにお通じがよくなります。
(3) 降コレステロール作用&降圧作用 決明子には、血清コレステロールを降下させる作用と降圧作用があることが、近年の研究で分かっています。動脈硬化症や高血圧症の予防と治療に一定の効果があるとして、漢方の本場・中国で活用されています。
(4) そのほかの肝熱(肝火)の症状に、プラスアルファのお茶として 前回、春は「肝の季節」「五行学説でいう木の季節」というお話をしました。プチ鬱っぽい、目の脹り・痛み、目ヤニが多い、めまいなどの、肝気の巡りの悪さや肝熱、や肝気の突き上げといった「肝の不調」を感じさせる症候が、春には表れやすくなります。 ► 「シベリア人参」の効能 自律神経系を調節し、環境適応力を高める 決明子は、まさしく「肝」に働きかける生薬です。個人的におすすめなのは、決明子単品で使用するよりも、体質改善薬のベースとして他の漢方薬(煎じ薬・粉薬・丸剤・錠剤など)をしっかり服用しながら、プラスアルファで決明子をお茶として飲むことです。
 4.決明子の効能を、中医学の書籍をもとに解説 ここでは中薬学の書籍で紹介されている決明子の効能を見ていきましょう。効能の欄には、四字熟語のような文字が並んでいます。一瞬ギョッとするかもしれませんが、漢字の意味から効能のイメージを掴むのに役立ちます。
決明子(ケツメイシ)
【分類】平肝熄風薬(清熱明目薬)
【出典】 神農本草経
【処方用名】 決明子・草決明・ケツメイシ 【基原】 マメ科LeguminosaeのエビスグサCassia obtusifolia L.、コエビスグサC.tora L.の成熟種子
【性味】 甘・苦、微寒。(甘・苦・鹹、微寒。) 【帰経】 肝・大腸。(肝・胆・腎) 【効能】 清肝明目(せいかん・めいもく)・潤腸通便(じゅんちょう・つうべん) 【応用】
(1) 肝熱あるいは肝経風熱による目赤腫痛や羞明多泪などの症状に用いられる。
決明子単品で用いることもできるし、その他の清熱薬・明目薬と配合して用いることもできる。
肝熱があるものは、夏枯草(かごそう)・山梔子(さんしし)を配合し、風熱があるものには、桑葉(そうよう)・菊花(きくか)を配合する。
(2) 熱結便秘(ねっけつ・べんぴ)・腸燥便秘(ちょうそう・べんぴ)に用いる。決明子単品を水で煎じて飲むか、または、決明子を粉末状に細かくして飲む。 このほか、決明子は血清コレステロール低下作用と降圧作用をもち、動脈硬化と高血圧の予防と治療に対して、一定の治療効果がある。
【用量】 9~15g。煎服。ふり出しにしてもよい。
【使用上の注意】
(1) 潤腸通便には長時間煎じると効果がなくなる。 (2) 脾虚の泥状~水様便には禁忌である。

薬読ヤクヨミさんのブログより



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