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廣田神社 小正月御火焚祭(とんど祭) 2024/01/15

今朝は、お正月のしめ飾りを焚いていただきに、近所の廣田神社まで出かけてきました。

廣田神社の説明文によると「前日に取り外した各家のしめ飾り等を、古式のままに鑚(き)り出し神前に供えた浄火を以て焚き上げます。この火で焼いた餅を食べると一年病気知らずとも、焼いたダイダイや蜜柑を湯船に入れ入浴すると怪我知らずとも伝えます。」とされています。


廣田神社 年末年始祭事のお知らせ その①
廣田神社 年末年始祭事のお知らせ その②

私はこれまでしめ飾りは15日に外していたのですが、前日に外すものとは知りませんでした。六十何年も生きてきて恥ずかしい!

午前9時40分くらいに廣田神社に着きましたが、増設の駐車場も含め満車状態でした。でも、回転が早いのですぐに駐車できました。とんど焼きの場所には次々と人が訪れ、火にしめ飾りを焚べていきます。

とんど焼きの会場

私も百円玉を賽銭箱に入れてからしめ飾りを火に焚べました。近寄るとかなり熱いです。

とんど焼きの火力は凄まじい!

そういうと、安全上や環境面の理由からでしょうが、近年、落葉焚きをしている風景はまったく見かけなくなりました。「焚き火」という言葉は死語になってしまうのでしょうか?今の子供達は「たきび」という歌の歌詞にはピンとこないのでしょうね。焚き火にあたってその暖かさにホッとしたことや、焼き芋を焼いていた風景が懐かしいです。

同じように、都市近郊ではお百姓さんが昔から害虫退治や肥料づくりのために行っていた野焼きが、新たに越してきた住民の「洗濯物が汚れる」「匂いがつく」「灰が飛んで危険」等の苦情で行えなくなってきているという話を思い出しました。

農地がどんどん住宅地に変わっていってる過程ではしょうがないことなんでしょうが、何に点け、なんだか世の中がどんどん窮屈になって来ているようで残念です。

とんど焼きを終えてから本殿に参拝に向かいました。

廣田神社本殿 

廣田神社は阪神タイガースの必勝祈願でも知られますが、「日本書紀」にも記述があり、天照皇大神の荒魂を祀る由緒正しい神社です。
ところで「荒魂」って一体何でしょうか?

古代の日本では、神霊は平常の温和で静的な和魂(にぎみたま)とハイパーで動的な荒魂(あらみたま)によって構成されると考えられていたようで、荒魂は戦いなどの荒々しい部分を司っていたようです。

本殿に参拝した後は、齋殿(ときどの)神社へお参り。

齋殿神社(ときどの)

齋殿神社の祭神は、神功皇后の命を受けてこの地に天照皇大神の荒魂を鎮祭した葉山媛(はやまひめ)で、廣田神社を創建した際、祭の儀式を最初に行った場所が齋殿です。いわば廣田神社のルーツとも言えます。

祭殿神社

さあ、これでお正月も終わりです。これからはもう何も災害や事故が起こりませんように!

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