【セカオワ】深崎カプ厨

月城アデルです。

 ずっとSEKAI NO OWARIを追いかけている私ですが、
最近は彩織ちゃん作詞の曲も増えて嬉しい限りです。


 タイトルで深崎カプ厨と書きましたがセカオワを好きになった当初の見解からはかなり違ったものです。

アルバムが出る度私の中での論証が積み重なった結果、このような立場にいつの間にか立っていた、という所感でございます。


全国的に日の目を浴びたアルバム、「tree」が出た当初、「ピエロ」でのFukaseとSaoriのライブでの絡みなどで 

お似合い!付き合ってる!

などとファンに言われていたのは冷めた目で見ていた私ですが、

どうも、

EYE LIPの後の曲辺りから風向きが変わって来ました。

 

ワタシ的カップリング曲

Fukase作詞の楽曲とSaori作詞の楽曲に主な焦点を当てると、

雰囲気こそ全く違うものもありますが
対になる歌詞が多く見受けられます。

EVE×陽炎

 初めてFukaseとSaoriの対称性を意識した楽曲です。
楽曲の発表順は
陽炎(Saori作詞)、のちEVE(Fukase)
でした。作られた順番も恐らくこの順番でしょう。

 何かしらの状況でもう会ってはいけない、好きでいてはいけないという状況がこれらの曲の共通点として見ます。

そんな状況に置かれた際の捉え方の違いがよく現れており、そう見るととても趣がある…。

          あぁ、さよならだね
        私たちずっと一緒にいられる。そう思って歩          いてたあの日。あぁ、さよならだね
                                               「陽炎」Saori作詞作曲

 少し当時私がこの曲をよく聞いていた時の話をさせて下さい。
単刀直入に言えば、私はこの世を去りたかったのです。そして、恋をしていました。

 高校生だった私はコロナ禍の最中ただ受験勉強をする日々を繰り返していました。そして、県内で1番頭のいい学校に行った友達を思い出しては、ぬるい絶望と落胆のなかにいました。
 
 そんな時に出会ったあるひとから、
「死にたいんだ」
と告げられました。正確に言えば、
「昨日自殺未遂しちゃったんだよね」と。

私がこの世に留まる理由だった人から。

話を無理やり戻します。


そうなればどんな心境に陥ることになるのか。


それは、生きて欲しいと願うことがものすごく利己的な願望であり、呪いであると実感するのです。

私はこの世界に居たくない。だけど、君には生きていて欲しい。

君が消えるのであれば、その続きにだけは辿り着かないよう日々の受験勉強に忙殺されるようになりました。そんなことをしても体調を崩すばかりで、以前の記憶力も失っていきました。


そんな、ロマンチックには程遠い世界で、
引き離される恋愛を歌うロマンチックな歌に、
今までにないほど没頭していきました。
それは、文字通り
「消えてしまうほど身を焦がす」ように。



       僕らはきっと在ってはいけない。
       制限の中で失っていくもの。
       僕らはきっと会ってはいけない。
       制限のなかで守られたもの。拒めるほど高               貴じゃない。
       君が消えるまで僕はずっと。
                      「EVE」作曲Nakajin作詞Fukase

僕はずっと好きなままでいるのでしょう。それがどれだけ非人道的であろうと、追いかけ続けるのでしょう。いつもの笑顔を見せてなんでもない振りをして地の果てまで追い詰めるのでしょうか。



好きになってはいけない。そう思った時、
「善良な」私がとるべきは、
諦めて身を引くこと。できる限り客観的に一般的な見解を伝えること。

けれどそれはFukaseに言わせればEVEで歌われる女性のように、完璧に見えて矛盾に満ちて
指摘するのも煩わしいめちゃくちゃな理論に支配された存在に過ぎないのだろう。


 別れが来てしまうのならば、自分から身を引くのか。
別れが来るとしても、最後のその瞬間まで愛しきると決めるのか。

このどうしようもない分かり合えなさが、
Fukase.verの陽炎を聴くとより沁みます。


つづく

もう数曲紹介しようと思いましたが、
自分でもお腹いっぱいになったのでここら辺で
一旦締めることにします。


ここまでご覧いただきありがとうございました。

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月城アデル

- ̗̀‎𖤐

音楽グループ、歌詞解釈、私の体験、その他趣味
など多岐に渡って発信していきます。

是非ご愛好下さい。

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