小池陽人法話「幸せの見つけ方」(20240918)のプロット

法話「幸せの見つけ方」の文字起こしを原稿にして、そこから筋書を書いてみた。
筋書というより、話の段を時間順で並べたプロットである。

1.年明けの奈良育英高校での高校3年の授業のこと
 奈良育英高校の高校3年生の先生が訪ねてきたこと。
 Youtubeを見てくれている。男何人かで。
 講演の打診にOK、校長に掛け合ってくれた
2.高校3年生の選択の授業
 三学期で心配
 校門から校長先生のところ、キリスト教の学校
3.和室で授業、まず授業の構成について話す
 40人くらい
 3時間は大変、90分+休み+90分で、後半は学生の1分スピーチ
4.スピーチについてのポイント(これはトリビアなので力を入れる)
 3つ、自分の話、最近の話、ストーリー性
5.学生に傳えてたことと、学生の話の印象
 一番うれしかったこと
 先生の心配
6.女の子の、妹さんとの出来事
 妹とお父さんとの3人でのお出かけ
 千円札1枚と一万円札1枚
 一万円を崩したくない、崩すとすぐに使ってしまう。
7.連想した古今亭志ん朝の話
 人に借りて、その人に会わないようにする。
8.妹さんとの出来事の続き
 けんかになって、妹さん去ってしまう
 しばらくして、戻ってくる。ポーチを持っていて、プレゼントしてくれた。
 千円を超えていると知った
 これが一番うれしかった話
9.ほかの学生も、日常のなかで嬉しいことを見つけていた
10.幸せは、与えられるものでも、手に入れるものでもなく、気付くもの
11.臨済宗の高橋卓志さんの話
 最近の動画で対談
 癌のステージ4
 不調なときに、半日不調がなければ幸せ
 病気になって初めて健康のありがたさに気付く
 一切皆苦を基準、思い通りになることに感謝できる、仏道
12.安積得也さんの詩、直接引用
 感想として、話をまとめる。
 なんでもないことに感謝する。
 当たり前のことが有難いことという気づきが幸せへの一番の近道

以上のように、整理した。実際には、初めにこのようにプロットをつくるのだろう。
1~10までが、奈良育英高校での話である。
これを受けて、11の対談の話で、仏教的な話にしているのであった。
12は、まとめのところなのだが、たまたまだと思うのだが、詩を引用した。
話のペースは、1~10までで12分程度で3/4、のこり11,12で1/4。
つまり、お客さんのイメージしやすいところ、出来事を会話的に話して、おそらく感覚的、感情的につたわりやすいのではないだろうか。
また全てを自分の経験ベースの内容である。したがって、上の筋書中の細かい事項は特にメモしておく必要もないのだろう。

要は、大きく
1.奈良育英高校での授業の事
2.動画の対談、高橋卓志さんのこと
3.安積得也さんの詩
の3段であって、1については、
1-1.先生との出会い
1-2.学校への訪問
1-3.授業の構成
1-4.話のポイント
1-5.題目「一番うれしかったこと」、学生の樣子
1-6.女の子の話、妹さんの一万円札を崩すこと
1-7.古今亭志ん朝さん、「借りて会わない」
1-8.妹さんのポーチのプレゼント
1-9.ほかの学生も、日常で嬉しいことを見つけていた
1-10.幸せは、与えらえるものでも、手に入れるものでもなく、気付くもの
である。項目は多いのだが、ザックリと経緯、女の子と妹さんの話、日常の幸せである。

法話のテーマ「幸せの見つけ方」については、学生への授業を通して日常の嬉しいこと、「幸せ」の意味を身近なことと示し、さらに僧侶の話、詩で普遍性を与えようとしたものだと分かる。
お客さんに伝わることを考えているのか、奈良育英高校での授業の話を物語(ナラティブ)っぽくして、工夫しているように思った。

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