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【日記】ガチ素人デッキ構築迷走中②〈マナカーブを意識する〉【MTGA】

 この記事は,TCGガチ下手くその筆者がMTGのデッキ構築についてゼロから学びなおし,その内容を書き残したものである。ほぼ自分用のため以前の記事に比べ記述が簡潔で箇条書き的になっている点はご容赦いただきたい。(以前の記事が冗長すぎたので,かえって読みやすいかもしれない)

◎参考にした記事

「いかにしてデッキを構築するか」Gavin Verhey,2013 7/23,MTG公式ウェブサイト

◎学習内容

〇カード選別の際の注意

・デッキには必ず,核となるカードが引けなかったときのためにプランBとなる勝ち手段が必要。
・デッキ枚数は欲しいときに欲しいカードを引き込む確率を上げられるように下限の60枚にするのが良い
・土地枚数は23~26枚が適切
→なぜ60枚が適切なのか,なぜ土地は23~26枚が適切なのかはもう少し深堀できそうなのでしてみる。
→デッキの枚数から土地枚数を引いた34~37枚の枠でカードを探す。カードプール中で決めたデッキコンセプト(まずアーキタイプで絞ってみる)に合うようなマナコスト・タイプのカードをすべてピックアップし,キーカードとシナジーするカードを吟味するのが理想的。

〇マナカーブを意識

・カードの選別が終わったら,選んだカードをマナカーブ順に並べてみる(すなわち1マナから順に左から右へ並べていくこと)。この時,汎用性が高く,必ずしもマナ,コスト通りに唱えるわけではないもの(除去やドロー,打ち消しなど)は別に分けておく
・並べたあとは,カードが多すぎるマナ域でカードの厳選を行い,1つのマナ域は多くても12枚以下になるようにする(これはおそらくそのマナ域で絶対プレイしたいカードを集めたマナカーブの話)。
・カードの多いマナ域でカードを厳選した後,カードの不足しているマナ域に注目し,今デッキに入っている中で不足している役割を担うカードを見つけに行く

◎実践編~消化の泥塊②~

 前回の学習内容を踏まえ,消化の泥塊で盤面を制圧し殴りぬけるデッキはパーミッション要素を含むミッドレンジ的なデッキになりそうなことが分かった。今回は学習した内容を踏まえてミッドレンジ戦略に合いかつ泥塊と相性のよさそうなカードを中心に採用カードを考え紙束の形にしてみる。
 まず固定枠だと考えているのは以下の4枚。
消化の泥塊(このデッキの主役で固定枠)
レンと七番(壁役+墓地肥やし+マナ加速)
樹海の幻想家,しげ樹(マナ加速+墓地肥し+リソース回収)
巨大な空亀(バウンス+リソース回収+ビートダウン要員)
 これらは色が合っており消化の泥塊のスタッツ向上に寄与してくれるうえ,レンと七番はミッドレンジ戦略に重要(素人の感想だが)な3~5マナ帯の大型クロック,巨大な空亀も同様盤面に触れる手段として重要であるためおそらく採用するだろう。マナカーブで並べてみると以下のようになる。

土地の左がぜひそのマナ域で唱えたいリスト

 消化の泥塊とレンと七番を分けた理由は,墓地が肥えている必要がある消化の泥塊の性質上,必ずしも5ターン目にすぐ唱えたい状態になるわけではないからである。また巨大な空亀はほとんどの場合魂力でバウンスか墓地回収として使用するため,別のマナカーブに含むとして右に置いた。
 ここからは消化の泥塊と相性が良く,かつミッドレンジ戦略に適していそうなカードを探してみる。前回の学習から,ミッドレンジの主要な戦力が3~6マナの脅威(おそらく盤面に干渉できる)であるようだったので,3~6マナのカードを色を問わず見ていくと,以下のカードがピックアップできる。
茨橋の追跡者

 緑含む3マナで警戒を持つ2/3の人間・スカウトで,ETBで手がかりトークンを生成し,トークンをコントロールしている限り+2/+0修正を受ける。実質的に4マナ4/3警戒という優れたスタッツで運用できるため殴り性能が高め。単体では手掛かりトークンを消費してしまうと2/3に戻ってしまうが,レンと七番や消化の泥塊がトークンを生成できるのでこのデッキなら4/3のまま運用できる可能性が高い。手掛かりトークンの1枚ドローも地味にリソース回復に役立ってくれるだろう。
霊狩り,ケイヤ

 白黒含む3マナのPWで,+1で自分クリーチャートークン1体にターン終了時までの接死と+1カウンター1個,ー2でターン終了時までトークンの生成数2倍,-6で墓地をすべて追放し追放したカードの数だけ白の飛行持ち1/1スピリットトークンを生成。いわゆる奥義は消化の泥塊と相性が致命的に悪いためメインでは使わないだろうが,上2つの能力がレンと七番,消化の泥塊と相性が良い。-2のほうはクリーチャートークンに限らないため,茨橋の追跡者の手掛かりトークンも増やせることは覚えておく。
ルアダッハの女王オーリナル

 白ダブルと緑含む3マナ伝説のエルフ・貴族で,自分のコントロールするクリーチャーの数に等しいP/Tを持ち,自分の場にクリーチャートークン1体以上が生成されるなら白1/1兵士トークンをおまけしてくれる能力を持つ。これ自身が単独では弱く,何もキーワード能力を持たない点は気になるが,レンと七番や消化の泥塊と相性は良さそう。
トラブルメーカー,ジャクシス

 赤含む4マナ2/3の伝説の人間・戦士で,赤1マナとタップと1ディスカードで自分がコントロールしていてこれでないクリーチャー1体のコピートークンを生成できる。生成したトークンは終了ステップ開始時生贄と死亡時1ドローを持つ。消化の泥塊の弱点としてウーズトークン生成が1ターン1体のみなため盤面形成に時間がかかる点があげられるが,これの能力で増やすことでウーズトークンの生成速度を上げられるため相性がよさそう。通常ディスアドな1枚ディスカードも消化の泥塊のスタッツ向上に利用できるためそこまで痛くないのもうれしい。単純に毎ターン追跡者やツリーフォークトークンを走らせるだけでも相手とダメージレースできるため,本体の性能がやや控えめなのも気にならなそう。最悪の場合2マナで奇襲できるのもいい感じ。
鏡割りの寓話/キキジキの鏡像

 皆さんご存じ赤含み3マナの英雄譚。1章で攻撃時宝物を生成する2/2ゴブリントークン生成,2章で最大2枚ルーティング,3章で裏返りクリーチャー化。裏側は2/2のゴブリン・シャーマンで,不特定1マナとタップで自分がコントロールしていてこれでも伝説でないクリーチャー一体のコピーを生成できる。生成したコピーは「次の終了ステップ開始時に生贄に捧げる」を得る。1章のマナ加速も普通にありがたく,2章のルーティングで墓地肥しもでき,3章でジャクシス同様泥塊をコピーできるというわけで,まあ入らないことはないわけだが…。正直単純にカードパワーが高すぎて泥塊デッキとの相性がどれくらいかを正確に評価できるかは難しいところ。とりあえず相手に2回分対処をせまることができ,残れば盤面の圧を高めてくれるのはミッドレンジ戦略に合致している。

 4色以上のデッキだと事故率が跳ね上がるため,できるだけ3色以内に抑えたい。ケイヤとオーリナルは単独ではカードパワーが低く,ミッドレンジ戦略に合わないということで,今回はジャクシスと鏡割りの寓話を採用したティムール型にしてみる。ここまででデッキのマナカーブはこんな感じ。

 しげ樹が実質的に3マナ目のアクション(3ターン目に自身の能力でマナ加速するため)であるため,3マナ域は実質11枚ある。ここからデッキに不足しているカードを補うとだいたいこんな感じになった。

 消化の泥塊の性質上,カードタイプ数がある程度散らばっている必要がある。そのため,ソーサリー枠では不足している疑似除去として冬茨の祝福を採用。除去としてはタップは弱いが自軍クリーチャーの強化もできるため,相手のテンポを奪いつつ打点を上げられる点で悪くなさそう。フラッシュバック付きなためルーティングで遠慮なく墓地に落とせる点もうれしい。
 またインスタント枠では取り回しの良い1マナ帯のドロー兼墓地肥やしとして考慮,自クリーチャーを守ったりブロッカーをどかすのに使える渦巻く霧の行進も採用。特に渦巻く霧の行進はジャクシスやキキジキの生成したトークンを場に残すためにも使えるのも面白い。
 あとはデッキのパーマネントがほぼ5マナ以下なため踏み倒し効率がよさそうな収穫祭の襲撃,レン七のトークンや消化の泥塊が生き残る可能性が高い全体5点ダメージの家の焼き払いを追加のソーサリー枠として1枚ずつ採用。また4マナ帯が空いていたので,ルーティングかつ瞬間的2マナジャンプができる大勝ちを1枚採用した。以上で60枚だが,土地が25枚欲しいので1枚足して61枚にしてみる。60枚にするなら大勝ちを抜く感じになるだろう。
 ペインランドやスロウランドを入れて何戦か回してみて,
・盤面への干渉手段が足りなく感じることが多かった。
・茨橋の追跡者,鏡割りの寓話をはじめ,入っているカードのカードパワーが強いおかげで取れたゲームが多かった。
・ラフィーン入りエスパーミッドやセレズニアエンチャント相手にまだ勝てない。
・やっぱり冬茨の祝福が弱かった…。

 ティムール型ミッドレンジのまま調整を続けるならば,冬茨の祝福を別の火力除去に変えるなど盤面への干渉手段を増やす必要がありそうだ。確定除去が豊富な白黒を含むケイヤやオーリナルを入れたアブザン型ミッドも作ってみたいな。

 ハァ~また紙束だった…(*´Д`)
 果たしてラダーで5割勝てるデッキを作ることはできるのだろうか…。

 それでは,またどこかで。



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