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【映画】『カラオケ行こ!』

https://movies.kadokawa.co.jp/karaokeiko/sp/

綾野剛(狂児)
齋藤潤(聡実)
笑ってしまった~爆笑するではなく、堪えながら笑ってしまうってパターン
ギャップにブフって吹き出す。
導入の土砂降りなのに傘もささず所在なげに歩く男(狂児)、ワイシャツが濡れ、入れ墨が透けていることで彼がその筋の男なのだと判る。
この時の経緯は後々判るのですが、全くもって笑うっきゃない。さも抗争絡みか!と思わせておいての「たんぽぽ音楽教室」(声楽教室だったか)
原作マンガを読んでいないので、どこまでがシリアスでどこからがギャップになるのか判らないからこそ当たりは付けられても映像で見ると笑ってしまう。
若頭補佐の狂児がなにげに面倒見良くて、聡実に食事する時に肘付くのいかんよと言ったり、なんか良いんですよね~~
聡実も最初は怯えているのに、じょじょに慣れてきてカラオケボックスでチャーハンを頼むのが当たり前になってきて、なんやかんや言いながらも狂児の音域に合う歌を見繕ってあげたり。もちろんとっとと縁を切りたいという思惑もあったのかもしれないけれど。
狂児が歌う「紅」が全編裏声なのは笑えるけど、彼、音は外していないのよね。なので歌ヘタではない。
聡実が選んだ曲を次々歌うシーンでもちゃんと歌えていて、綾野剛って音程が安定しているんだな~と感心しました。
「カラオケ行こ!」が面白いのは、狂児と聡実の温度差だなと。聡実の低さを顔で表していた齋藤くんの今後が楽しみ。
北村一輝の組長もお茶目でした。
聡実は組長の誕生会後狂児と連絡が取れなくなるのですが、3年後(だったかな)に狂児(後ろ姿)から連絡が行くのは、もしかして小指詰めたアイツを半殺しにしたせい?
俗に言う、臭い飯を食っていたのか?
それとも聡実が18歳になるのは待っていたのかな?
右腕に増えた入れ墨にクスリと笑いました。
聡実の紅がとても良かった。変声期に入りかけて掠れるのもリアリティが有りました。


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