白内障と緑内障 真生会富山病院 アイセンター 植田芳樹
白内障と緑内障、目の病気の中でもとても有名であり、一度は聞かれたことがあるかもしれません。名前は似ていますが、まったく異なる病気です。
まずは白内障。目の中の水晶体が濁ってきて、視界全体が霞んで見える病気です。遠くも近くも、眼鏡をかけても霞みます。ちなみに眼鏡をかければ見えるのは白内障ではなく、近くだけ見えにくくなるのは老眼です。年齢を重ねるとすべての人がなるものであり、手術で治ります。長生きされるといつかは手術をしないといけませんが、手術の時期は基本は「見えにくくて困った