小4女子友人問題

夏休みもそろそろ終わるわけですけれども、下の子と少し話し合いました。

1年生から4年生までクラスが一緒の女の子がいて、下の子の話しっぷりから、割と仲のいい友達だと、私も思っていたのですが、どうも最近、雲行きが怪しいようです。

挨拶しても、無視され、話しかけても、そっけなくされ、一緒に何かをやろうと言っても、別の子と(今までそれほど仲がいいと思われなかった)やるといって振られたり、夏祭りで下の子が迷っても探そうともしなかったり。

そうした現象が一学期に見られました。

私は、小学校の時の友達なんて残らないから必要ない派、なのですが、そうした考えを押し付けるのは良くないとも思います。なので、静観しているのですが、手術がなくなって時間のあった昨日に、そのことについてファミレスで2時間ほど、話しました。

私の主張は、こうです。

Aさん(そっけなくなった子)は、○○に飽きている。嫌いになったわけではないと思う。嫌いになられたのだとしたら、何か自分がやったかもしれないと反省してみなさい。反省して、何をやってしまったかをみつけるまでは、朝挨拶するくらいにして、自分からアプローチするのをやめてみなさい。

もし、原因がなくてAさんの気持ちの問題であれば、いずれまた交友関係は復活する。その時に、受け入れればいい。

もし、原因があったのに、自分が気づかなくて相手が離れていったのなら、もう仲良くしなくていい。別の人と、仲良くしなさい。原因をみつけて、謝って、それで関わることを終わりにしなさい。このような状態で、接近して行っても、相手は嫌気がさすだけで、良いことはない。

この関係についての仮説です。

原因については、「ある」気がする。一つは、やや押しだしの強い下の子の相手が、面倒になったのではないか、という仮説。もう一つは、Aさんが受験しようとしている中学に、上の子が行っていて、そのことを下の子は言っている。それが、変な形で、プレッシャーをかけている気もする。

下の子も兄のいる学校を受けると言っており、そうなると競合するから距離を置くようになった、とも考えることができる。そもそも、3年生の終わり際に、同じ塾に行こうなんて言ってたはずなのに、急にやっぱりやめた、となったところあたりから、微妙なズレがあるんじゃないか。

もちろん、気づかないところで、相手の気にいらないことを言っていたり、ナチュラルボーン偉そうな下の子の発言に、秘かに苛立っているということもありうるだろう。

基本、ある程度仲が良ければ、保護者懇談会のときに、挨拶はするものだ。割と、ああこの子とも仲が良かったんだ、と気づくこともある。けれど、Aさんの母親は、同じ班であったときですら、顔を合わすこともなかった。この態度については、ちょっと気になっていた。

Aさんが、多数を糾合して、いじめに発展することはないだろうと思う。多数を糾合する前に、こちらも、ある程度は学童や保育園、通学班でつちかった関係もあるので、対抗できる用意はある。そんなことをするAさんでは、さすがに無いと思う。

ただ、こうしたそっけなさについて、下の子が気にしていることも事実である。

そういうことは、小学生のとき、よくあることだと思う。だから、いろんな場所で助け合うことのできる関係を築いて、自分の所属する関係がひとつに固着しないようにしなさいと言ってある。

塾、スイミング、ピアノ、学童、地域の班、もし、学校に居場所がなければ、別の居場所を用意することも厭うまい。それほど大げさなことではないかもしれない。でも、心配性の私としては、この段階で次の手を打っておく。

ここからは、私の思いであって、黒いものがあふれ出る。

「友達」の定義を、クラスメイトがどのように捉えているか、を話しをしながら掴みなさい、と言った。つまり、「親友」の枠がないと活動できない人もいれば、みんなと薄く付き合うことができる人もいる。「親友」は一人で、その枠に誰かが入ってくることを厭う人もいる。

ここら辺は、4年男子と4年女子の精神年齢の違いもあって、なんともいえない。ジェンダー差なのか個体差なのか、友情をめぐる問題は、なかなかややこしい。ややこしいから、とりあえず、友達はいない、という状態をデフォルトにしておいたほうが、ダメージが少ないのではないか、と思う。もしかすると、それは男の考え方だと言われそうだけれども。

Aさんについては、私は、耳目を集めることで、自分をアピールしたい欲望が強いのではないか、と思っている。耳目を集められない状態になったり、より自分よりも耳目を集める人を排除する傾向があると思っている。自分の子どもを棚に上げている感じはするけれど、ひとまず、こっちが悪くないという仮定で考えた時、ライバルのような形でまとわりついてくる下の子がうっとおしく思ったのではないだろうか。

私は、悪い人なので、こうした考察を下の子に告げた。うっとおしがられているのだとすれば、もう近寄ってはいけない。近寄れば近寄るほど、遠ざかるだけである。こういうときは、じっくりをクラス内を観察し、先ほどの友達の定義を探り、いろんな人と関わっている人と関わればいい、と言った。

そして、何かあれば戻って来ると言ったが、戻ってきてももう付き合わなくていい、とも言った。もし気分で今まで友達だった人を切るような人は、同じことをまた繰り返すからだ。

異性にだらしない人は繰り返す。
お金にだらしない人も繰り返す。
時間にルーズな人も繰り返す。
言ってることとやってることが違う人には気をつけろ。
約束を守れない人には近寄るな。
人を見る目が一番大事。

というわけで、新学期が始まったら、朝の挨拶だけして、あとは、とにかく観察に徹して、毎日、おとうさんに報告することを義務付けた。観察をしていると、そっけなくされたとしても、気持ちよりそっけなくされたという事実の方に目が向いて、気持ちのダメージが減るから、と。

相手に期待しなければ、期待外れもない。

私はといえば、当然のことながら、担任の先生に、Aさんと以上のことで下の子が悩んでいたので、同じ班にしてほしくない、来年度同じクラスにもしてほしくない、無関係をつらぬくので、関係が悪化しそうになったら、それとなく介入してくれ、と要望するつもり。これらの要望は10%くらいかなえられればいい。

もしかするとAさんに変なことを言った第三者がいるかもしれないから、それについても、観察しておくように、と言った。

小学校時代は、色々な人がいるから、観察のチャンスでもある。

Aさんが、もしかすると受験勉強などで、親から何か言われてストレスを感じているかもしれない、とも言った。他人と比較してアレコレいうタイプの保護者だと、その比較対象としてあげられる下の子は、目の敵になるかもしれない。

下の子は、特に学校に行きたくない、と言ったことは言ってない。ケラケラとYoutubeを見ている。だから、まだ、あまり気にする必要はないのかもしれないが、私にとっては危険水域に近づいた。

保護者対策としては、Aさんの保護者以外に、キチンと仁義を通しておこう。

あ、これが良くない根回しか。






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