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神戸ワイン、ベネディクシオン・ブラン2009

神戸ワインは、第三セクター系のワイナリーとしては、かなり古い部類に入る。

我が花巻のエーデルワインと並んで1980年代にはすでにワイン造りに取り組んでいたのではなかったか。

しかし、なんとはなしに、2000年代の日本ワインブームの中で、ストーリーの設定に積極的ではなく、産地としても周りに色々集まってきているわけではないので、新潟、岡山、広島、北海道に遅れをとっているかのように思われているきらいがある。

ただ、神戸ワインの敷地は広かった。写真はないが、子どもらを連れて行ったワイナリーの一つでもある。ちっちゃなゴーカートのようなもので、子どもたちは遊び、ご満悦だった。

ベネディクシオンは、その時にシャルドネの最上位ワインだったように思われたが、今ではもっと高価なものが出ている。これもまあまあ値段がしたのに。

ベネディクシオン2009

とはいえ2009年なら置きすぎだ。そろそろ飲んでみないといけない。ということで、ヤケノヤンパチで開けたベネディクシオンは、黄金色を通り過ぎつつあったけれども、清澄しており、嫌な香りはなかった。やはり、ぶどうが良かったのだろう。しかし、もう少し置いていたら、シェリーづいていたのではないか。

香りは、ハチミツ、洋梨、ナッツ、少し梅酒もで、意外にいい感じ。30分過ぎから少しずつ開く。温度が上がってくると、酸味が回復して、旨味と調和が取れていた。旨い。

ただ、ここまで置いておくものでもなかったな。3年以内がいいと思った。

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