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ソガ ペール エ フィス オーディネールのこと

ソガ ペール エ フィス オーディネール シャルドネ 2011

先の投稿で、小布施ワイナリーのソガ ペール エ フィス オーディネール シャルドネ 2011を2020年に開栓したら、まだ生き生きとしていたと書いた。

その記録を掘り起こしてくると、あったあった。これだ。ちなみにこのグラスは、先日の地震で割れてしまった。シャルドネグラスとして愛用していたのだが残念である。

小布施ワイナリーのソガ ペール エ フィス シャルドネ オーディネール 2011。思ったより、色は濃いレモンイエローになっていた。当時のコメントを掲載。

「流石にもう飲まなきゃいけないだろうと開栓。小布施ワイナリー、シャルドネ、オーディネール2011。色合いは、とってもキレイなイエロー。熟成環境も良いとは言えない我が家なれども、思ったよりも、綺麗でびっくりする。もっと枯れているのかと思った。香りは、レモン、ジンジャー、ヴァニラ。最初果実由来の香りから徐々に樽の香りも。体調をここんとこ崩していたので、そろそろ大丈夫かと思ったけど、まだ本調子じゃないな。それでも、香りはとてもよいです。とろみが感じられ、冷やしめのはずなのに、温度を感じない。凝縮感がある。病み上がりなのに、もっと飲みたいという気持ちに急かされる。味わいは、酸味がこなれてムルソーのよう。アフターにミネラルを感じる。それでもまだピリっとした酸味も感じられて、流石に息の長いワインだなと思う。シャルドネって、難しいと思うこともしばしばあるけど、やっぱり自分が日本のワインにハマっていったきっかけになったワイナリーの、昔のワインを飲むと、しきりにその時期のことが思い出される。。。買い方がよくわからなくて、とりあえず上級のキュヴェから順番に買って行ったこと。今それまではチリのワインや南仏、南イタリアの濃い目のワインを飲み慣れていたところに繊細なワインで驚いたこと。その後、ウスケボーイズの単行本が出る前後から、入手困難になっていったこと。もう2000年代のワインは、岩の原の善兵衛2009とかオシヌ2007、神戸のベネディクシオン2009とかくらいしか残ってないけど、2010年代のものもどんどんなくなっていくんだろうなあ、と寂しさも。1日置いて、明日は、何と合わせるか。やっぱりバターソテーかなあ。太刀魚でやってみようか。」(2020年8月14日)

裏エチケットは以前から口上がいっぱい!

この時期は、アッサンブラージュの割合も書いてあったんですね。ジンジャー感がおそらくは、特徴なのかしら。翌日は、太刀魚のソテーやってみましたよ。

シャルドネ ノン ボワゼ(樽不使用のシャルドネ)

ちなみに小布施ワイナリーには、このシャルドネ ノンボワゼというのがあり、ステンレスタンク発酵のみです。

裏エチケットの口上!

実は、私ノンボワゼを避けてきており、そのため初めて飲んだのがこの2017のもの。以下はコメントです。

「日本、長野県下高井郡小布施町、小布施ワイナリー、ソガペールエフィス、シャルドネ ノンボワゼ 2017。実はあまり飲んだことのない小布施のノンボワゼのシャルドネ。樽熟成による樽香なしのシャルドネ。ぶどうは佐藤さん親子のもの。火打ち石の香り、ライムや青リンゴも。シャープでかつ鋭い。口に含むと、硬質な酸味が塩を含んだミネラル感とともに広がる。海はないはずなのに、海を感じる。瀬戸内の島のレモンの果肉を思わせる。まだまだ瓶熟は可能だけど、焼き鳥をシンプルに塩で食べるのに合わせたい。岩塩のような旨味を余韻に強く感じる。旨い。」(2021年1月24日)

結構、置いてから飲んでます。それでも全然いけますので、ノンボワゼも安いので、どこか酒販店でお買い求めできたら、ご賞味いただければと思います。

クロ ド カクトー シャルドネ 2016

シャルドネ オーディネールの上位にあるのが、このクロ ド・カクトーです。買ったり買わなかったりですが、一貫して美味しいです。外れはない。ノンボワゼはお父さんの栽培、ノンボワゼは息子さんの栽培であることがエチケットからわかります。ちなみに、角藤農園のオーナーは大久保さん、栽培者は佐藤父子、お父さんが宗一さんで、息子さんが明夫さんですね。

クロ ド カクトー 裏エチケット

コメントもあげておきます。

「小布施ワイナリーさんのソッガペールエフィス、クロドカクトー、シャルドネ2016です。樽発酵。角藤農園のシャルドネ、果実の厚みがあり、新樽の香りに全然負けていません。バニラ、バター、カボスのようなシトラス系の香り。味わいも、熟したグレープフルーツの果肉のような酸味を含んだ果実味に樽のバニラ香が挟まって、ちょうどいいアクセントになってます。美味しい。」(2017年12月22日)

もっとも古いクロ ド カクトーは2014年のものなのかなあ。

クロ ド カクトー シャルドネ 2014
クロ ド カクトー 2014 裏エチケット

実はわたし、ソガ・ペール エ フィスの角藤農園さんのものはだいたい毎年何かを口にしているんですが、曽我さんの「レゼルブ プリヴェ」というドメーヌソガのシリーズがあるんですが、それは、まだ開栓せずに残してあるんですね。なので、比較ができない!

とりあえずドメーヌ・ソガに関しては、2015年ヴィンテージの開栓は10年後としております。あと3年。待てますかねえ。

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