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「China、香港株は、ショート!」/最近の動きと今後について

近年のChina、香港株の動きについては、かなり下落が続いていることを皆さん承知のことと思います。
日経平均などの日本株との比較では、大きく劣っていることがわかるかと思います。

本日の記事としては、下記記事が香港株の大幅上昇=戻りを報じている。

香港在住・国際金融ストラテジストの長谷川建一氏の記事だが、昨日の香港、上海などの市場とそれに関連する情勢を伝えているが、冷静な筆致に好感が持てる。

昨日の状況は、かなり下落してきたChinaの諸市場が一時的に多少の戻しを演じたということが良くわかる内容であり、先々の不安要素もある程度記事として妥当なレベルで書かれている。
特に、近々の予定として大きいことは、5年に一度の10月の中共の党大会で習近平の続投あるいはいわゆる皇帝化が誰の目にも明らかとなることイベントがあることである。
それまでは、米大統領選と同じ作用が働き、諸相場はある程度、無理くりにでも維持される可能性が高い。

おそらく、その後、China諸市場の展開は崩れる方向に行く蓋然性が高いと思われる。

米中確執、つまり米中戦争のために、China諸市場は基本的にはショートなのである。

ここでもう一つ付け加えると、米中戦争なるものの実態は、米国の超党派(民主、共和両党一致)での動きであるとともに、非常に重要なのが、国際金融スジの考え方である。
国際金融スジの主流の考え方として、中華民族の権益拡大の考え方を露わにした習近平中共指導部を完全に否定して、潰すことを決断したと言われる。
このことが、今後のChina市場の先行きを決定的にしたので、先行きのショートはその意向に支配されていると考えられることである(ジャックアタリなど論者の著作を参照)。

しかし、急激なChinaのシュリンクは、世界経済に与える影響が大きいので、当然そこをほどよく制御しながらであろうことは想像に難くない。

こういう見方はある意味陰謀論と取られやすいが、一情勢見識として持っていると持っていないとで大きな違いがある。
特に、個人投資家は、大情勢の一つとして心しておく必要があるので、ご参考までに紹介した次第である。


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