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「家庭の運営という概念 その74」/母の介護 神経内科受診続き

先月末、母を認知症の専門病院の神経内科に受診に行きました。5月以来三度目で、
5月末には、以下の通り診断され、薬の処方を受けました。

「以上から、診断はレビ小体病ということでした。
そして、薬を処方するということで、張り薬リバスタッチパッチ4.5mg(小野薬品工業)を1カ月毎日張ると言うことでした。
この薬は段階があり、4.5㎎⇒9㎎⇒13.5㎎と増やしていくことになる。まず最初は効き目より副作用とか相性とかを見るために最小量ものを処方するということでした。」(以上下記記事より)

薬の処方とその考え方

今回、5月末から一か月間、張り薬リバスタッチパッチ4.5mg(小野薬品工業)を処方し続け、それによる皮膚アレルギーや体調不良ということはないということで、同薬の9㎎をさらに1カ月服用するということになりました。

この間、薬による症状の改善がみられないというのは、薬剤量が4.5㎎ということでもともと期待はしていないところがありましたが、施設での大きな声や極端な場合は暴言などをするという点での精神面での様子に変化はありませんでした。

ということで、薬剤による副作用はなさそう、薬剤の効き目は予想通りさほどないので、張り薬リバスタッチパッチ9mg(小野薬品工業)(初回の倍の容量)をさらに1カ月処方するということでした。
これは、今後副作用なければさらに同薬13.5mg、18mgという風に一か月ごとに増量していくという方針でした。
また、三月に認知症の薬による横紋筋融解症で入院していますので、この薬の影響を一応血液検査しておくこととしました。

問診

実は、上記薬の処方の考え方の説明を聞く前に、ドクターの問診が有りました。ドクターはこの病院の院長でF先生と言いますが、前回も認知症を仕分け診断する問診、カードを出して、患者に答えを求めるということをしました。
それに対して、前回も母は私から見てもどかしいほど問診に応えられず、例えば「時計の絵を描いてください」と言われ、神に〇を書くまではできるのですが、数字を1から12まで何回も書くけれど同じように9くらいまでしか〇の中にかけないのです。
自分でも書けないのが恥ずかしがるのですが、書けません。

今回もいくつか質問をされましたが、そのうち、「自分の年はいくつですか?」という質問に対して、
「あの、昭和11年生まれです、えーと、いくつでしょうか?、、、、、、言っといてくれれば数えておいたのに、、、、、、、昭和11年生まれなんですけど、、、、、、、」
「で、いくつになりますか?」
「えーっと、言っといてくれれば、、、、昭和11年生まれなんですけど」
という風な調子です。

問診に応えられない母を見て

こういうことを目の前で繰り返されると、実の息子としては、非常に哀しいと言うか、腹立たしいというか、無念の気持がどうしようもなく湧いてきます。
あれほど、よく新聞をよく読むように言っておいたのになあ、、、、、というような無力感が湧いてきます。
しかしそれも自分の親不孝のせいでもあるのかもしれないのです。

これまで、これから

でもしかし、それもやむを得ますまい、この状態でやっていかなければなりません。
ヒトの一生を考えてみればいずれ自分にもやってくることでもあります。母としては一生懸命にやってきた結果であるにしか過ぎないのかもしれません。

すこしでもより良い生活ができるようひとつひとつやっていくことしかないのでしょう。


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