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「インフレを抑制しソフトランディングの様相で、盛り上がる米市場について」追伸/取り残されるChina市場、実質金利高くなったのに上がり続ける金は?日本市場は?

米経済は極めて堅調

一昨日、イエレン財務長官が米国はソフトランディングを達成したとの喜びを表した、との記事を引用しました。

米経済は極めて堅調ということのようなのです。

どれも値上がりする中で恐れは?

China市場は?

昨日も申し上げたように、
株価だけでなく、再三の利上げにもかかわらず米国の住宅は値上がりを続けている、さらには一時期、暴落を繰り返し破綻もした暗号資産が復活し大幅な上昇を続けているし、金などはどこまで上がるかという情勢です。

こういうときに下がっているものは何かを見る必要があります。

こういった中で、これまでも下がり続けていると言えるのが、China市場です。住宅、不動産は破綻を続け、株式市場も振るいません。
これまで上げて来ている日本の株式市場との比較については、最近下記記事を纏めてますのでご覧ください。

さらに、1/5のBloombergで下記の記事が掲載されましたのを見つけました。

国際金融スジは、これまでさんざん設けてきたChina市場について、その専制体制による規制や米中冷戦による米国の意志など、さらにはそれらにも影響されているChinaバブルの崩壊などなどの環境に基づいて、リスクをとることからかなり引いているようだ。
もっと言えば、これから昂進する米中冷戦により撤退に近いことをやる可能性もありそうに読める。

これを読む限り、今後も容易にChina市場が回復するようには思えない。
このChina市場のネガティブネスは多くが値上がりする中でそういうものがあると認識すべきことだと思う。

金は?

金相場は、実質金利との相関が有るとされています。
実際、リーマンこの方、世界的な利下げが行われた頃から、金相場が上がり、コロナ明けにインフレが昂進し、利上げが追いつかず実質金利が大幅にマイナスとなった一昨年などは、金相場が大幅に上がりました。
これは、下記の増田悦佐さんの書にも仔細に書いてあります。

しかし、今年後半は、既にインフレ率が下がる中、FRBが利上げをつづけたせいで、実質金利は2%にならんとしているのが今の情勢です。
そして、今年も、インフレ率は下がり続けるが、利下げは行うモノの実質金利は2%で推移するだろうとの予測があります。
以下がそれを予測した記事で以前本コラム記事(下記)で引用しました。

金がさらに上がり続けるだろうという予測が出て来ていますが、本当にそうなのか、実質金利高が続く予想を見るとかなり疑問です。

日本市場は?

日本は、正月元旦からの大災害で今困難な状況にあります。ただ、1/4、5の国内市場は、TOPIXがトータルで1%を超える値上がりをし、世界に日本の不屈の闘志を示し得たのではないかと私などは思っています。

もちろん、今後引き受けるべき苦難は乗り越えていかなければなりません。
ただ、この世界情勢の中で、Chinaの侵略さえ挫くことができれば、日本経済のこの先は環境的に伸び得る情勢にあって、為替への米国の理解も行き届いている現状も相まって、国内投資の活性化が期待でき、災害復興の条件も整っていくことが期待できると、私は思っています。

そういう意味で、米国の市場が良い若しくは悪くない情勢が続けば、日本市場は中長期的にまだまだ良くなっていくのではないかと思っています。


以上、いまある情報をもとに私見を整理させていただきました。
個人投資家皆さんの健闘を祈ります。

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