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「仮想通貨暴落のその後」

 仮想通貨については暴落してきたし、これからも暴落するのではないかと3月頃から言ってきました。実際概ねその通りに推移しているようで、日経等にも仮想通貨下落と今後に関する記事が増えています。

 本日7/4(月)の日経にも、「ビットコイン、膨らむ『戻りのマグマ』」という記事が掲載されました。

 ここまで下落するといろいろなことが言われだしてきているようで、もうそろそろ戻るのではないか、という人たちが再投資に動いているということもあるようです。

 確かに先のことはわかりません。戻るかもしれません。

 しかし、私の考えは、まだまだとても戻る状況ではないのではないかということです。それはこれまでも述べてきたようにニューヨークダウさえまだなお大きなボラティリティーをもって下落リスクがかなりある中で、すなわちインフレと利上げのジレンマの解決の糸口の見えない中で、通貨当局の敵側にあると言える仮想通貨が戻るとは考えられないからです。

 基本、仮想通貨システムの脆弱さがその原因と言うことができます。

 ただ、一つ付け加えておくとすれば、仮想通貨のシステムの強化が図られ、あるいはその方向が示され、その相場の底打ちが確認されるというようになってくれば、逆に見てニューヨーク株のリスクオンのタイミングかもしれないということです。そのくらいに見ておくことがバランスの取れた見方と言ってもいいのではないでしょうか。


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