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「円高146円台、日経平均200円下落。米国株に比べ遜色あるが、円安基本構造変わらず心配無しと見る」

円高146円台後半

先週末の米長期金利の下落を受けて、日米金利差縮小のための円高が進みました。
どこまで進むかですが、円安トレンドの転換で今後は円高に、というようにどこまでも進むとは思えません。
146円というのは十分に円安水準で、この先円高が進むにしても今夏くらいに付けた138円台くらいまでがせいぜいなのではないかと思います。

識者の記事

近々での、識者の記事を拾いましょう。

まずは、ロイター記事。
上記は、佐々木融ふくおかフィナンシャルグループ チーフ・ストラテジストの記事です。
佐々木氏は、世界の通貨と比較してとして、今秋の円の弱さを指摘し、貿易・サービス収支と第2次所得収支を合計した赤字額の昨年、一昨年との比較での大きさを指摘、原油価格なども見た上で、日銀と世界各国との金利差の大きさ(つまりひとり円のみ低金利)から、円安基調は変わらないだろうと結論しています。

さらに、下記のTHE GOLD ONLINEの記事。

これは、主旨は為替について述べているわけではなく、論調も少し異色かもしれませんが、私も基本的に同意する、米国由来の政治力学による円安を述べています。

先週の為替変調以降、米国株に比べ遜色ある日本株

先週の為替のドル安変調以降、世界的には、日本とChina以外は相場が上げています。そういう意味で、11月上げてきた日本株が変調をきたしているとの懸念も無いわけではありません。

円安基本構造変わらず心配無しと見る

しかし、私は、基本的に為替もそう円高になるわけではなく、株価も為替変調の程度が市場に認知されて来れば、もとのように日本株も米国株と歩調をそろえてくるようになるのだろうと思います。
為替については、先の記事を見ていただいたような理解で良いのだろうと思います。
そして、そうであればさほど心配する必要はないのだろうと言ってよいかと思っています。



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