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「人間通の幸福論 一生のうちにすべきこと、しなくてよいこと」谷沢永一著 PHP 満足できる生き方のコツと人間関係の勘どころ ご一読のすすめ

谷沢永一さんの人生指南書、もう一つご紹介します。前回の「実践人間学 谷沢永一著 講談社」と合わせ、この二つは決定版です。

手軽にポケットに突っ込める新書サイズ、でも読み崩れないハードカバーの165頁の濃密で深く好奇心満載の人生論。

人生ですべきこと、しなくてよいこと、してはいけないこと が、それぞれ48、14、11づつ書かれています。

そして、この人生論は、私たちがもっとも悩み、苦労する人間関係に的を絞って、読書通としてこの人の右に出るものはない谷沢永一さんが縦横無尽に語りつくしてくれています。

一通り読み終わったら、気が向いたとき、どこでも見開いて繰り返し味わう価値のある論説ばかりです。
その点、この本は、どこを見開いても、開いた両面二頁のみでその項を完結しています。ほんと、読みやすいことこの上ありません。
(しかし、そういう構成を完成させるためにはどれほどの見識が必要なのか、もう20年以上この本を読み続けて還暦に至ってますが、60歳にして谷沢さんの見識の深さに呆然とします)

例によって、辛口ではありますが、限りなく優しい谷沢さんの語りを存分にお楽しみください。

(いま、こんな滋養深くしかも読みやすいものが100円以下で入手できるなんて、、、、、、、)


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