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世界情勢、歴史、政治、経済、金融

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ときどきの世界の、政治、経済、金融などの情勢についての良し無しごとを語らせていただければと思います。日本の国益を主軸に置いたエッセイになればと思っています。
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#金融情勢

「金融・経済時事コラム一覧」俯瞰と目次ver.2

 その時々の金融情勢に関する記事を、読者の方々の便宜のためにVerアップしました。テキストで一覧にしていました。 ・世界情勢、歴史、政治、経済、金融マガジンに、本記事を固定表示しています。 ・時系列で新しいものから降順で並べました(上から新しく、最下部が最後) 6/1  「日本株はボックス圏を行ったり来たり。China相場が小春日和のことと日本株が上がるところまで上がったことが主要因です。しばらくは米国株に連れ動く流れ、個別株への目利き力勝負の時。」|りょうさん (note

「JPモルガンCEOダイモン氏の警鐘には耳を傾ける価値あり」/ソフトランディングできる可能性は思ったより低い、株式のバリュエーションが上限に達してる中でスタグフレーションリスクが現実化すれば、、、

Forbes記事「JPモルガンCEO、米経済の軟着陸シナリオに警鐘 金利8%の可能性も」 この記事中、 ダイモンJPモルガンCEOは、「ソフトランディング(軟着陸)する確率は70〜80%というコンセンサスよりも「かなり低い」」と言い、 「景気後退とインフレが同時進行するスタグフレーションの懸念と併せて、ダイモンは金利が「8%あるいはそれ以上」にまで上がる可能性があると警告」している。 そして、 「高水準の金利のシナリオが現実のものとなった場合、株式投資家と債券投資家に壊滅

「日経平均4万円超まで上がった株式相場、今後の成り行きに対する可能性とその対応は、、、」/視点の提供

日経平均4万円超、史上最高値 先週、日経平均は4万円の大台を超えました。先々週あたりからその予感はありましたが、遂に超えたという感じです。 日本株を全売りするという人たちが結構いた 私の会社で株の話をすると、これを機に株を全部売ってしまおうという人がかなりいました。 そういう人たちに、中長期的には日本株は有望で6万円とかまで行く可能性がある、僕は2年前から4万円行くって言ってたでしょ、4万円近くつけた35年前のバブルの頃米国株は十分の一以下の3千ドル程度だった、米国株は

「60歳定年から2年が経ちました。これまでと今後の展望 その2/金融と投資」

令和5年11月末で60歳定年からちょうど2年が経ちました 先日、定年から2年を経過した心境と状況を記そうと思い、第一番目の記事を書きました。 一番最初は、やはりこれまで40年やってきた開発の仕事を続ける喜びを綴るべきかと思い、仕事しました(詳しくは上記記事を参照ください)。 二番目としては、金融と投資 20代で社会に出て40年、世界の動きと日本というものを常に意識してきましたが、30代はじめでバブル崩壊を経験し、その後30年、失われた日本をいやというほど見てきて、金融

「本日11/7の日経平均の下げ(436円)は順当、先週からの上げ2000円の利確。米国も悪いニュースはなさそう、今後の動きや情勢に要注意は変わらず」

本日11/7の日経平均の下げ(436円) 本日の日本市場は昨日の大幅上昇に対して半分ほど反落しました。 先週からの上げが2000円ほどになっていましたので利益確定の動きが出たということで順当な相場だったのではないでしょうか。 ロイターの記事も日経に記事もそういった論旨でした。 今後の動きや情勢に関して要注意は変わらず 今週からの米国発の金融情報、日本の金融政策に関する情報に注意する必要がありそうだということは先般記事(下記)にしました。 本日11/7の米国金融関係の記

「6月のFOMCは、0.25%の利上げで確定か、ナスダックは上げ過ぎたので下がる?、、、日本株も一旦調整か」

これまでの本欄で近々の金融情勢について種々述べさせていただいています。 すこし日本株は上げが急ピッチでしたので、調整するかもしれないという空気が出て来ているのが感じられると思います。 海外の情勢に目を移しますと、 米国の個人消費支出コア物価指数が4.7%と予想を0.1%上回り、ここのところインフレに過敏になって発言が増えているFRBのタカ派の勢いがさらについてくる気配がしています。 先週の段階で、6月のFOMCは利上げ継続が過半数になってきていましたので、個人消費支出コア物価

「再度今年の金融情勢予想 年末の予想記事から」

年末年始に今年2023年の金融情勢予想に関しては記事にしましたが、いくつかさらに興味を引いた記事がありましたので、追加して今回記事にさせていただきます。 「2023年の世界経済はどうなるか」ハーバードビジネスレビュー 米識者三氏により記事ですが、 いずれもインフレを重く認識しており、デサイ氏は特に市場の認識の甘さを二度まで指摘し、ダイナン氏も金融市場の下落をひどく懸念しています。 また、いずれの三氏も、労働需給を問題視し、高齢者が労働市場に戻ってこないことが原因とみられる

「China不動産はバブル退治、Koreaは不動産バブル崩壊、米国は住宅市場冷え込み、、、、、」金融市場分析では敏感に!

China、Korea、米国の不動産が揺れている。 Chinaの不動産は、習近平の共同富裕政策によっても大きな影響を受け、ただでさえ不動産不況が起きているのにかなりバブル崩壊に近い状況を呈している模様だ。 また、韓国も米国の利上げに、国内金利の利上げ追随をせざるを得ない、ウォン安が止まらない状況があり、金利が8%程度まで上がり、ローンを抱える層の投げ売りが始まっている。ほぼバブル崩壊というところのようだ。 米国は、やはり金利上げの状況下で、不動産取引が細り、リーマン時に

「交錯する、国際金融筋からの風」/ジムロジャーズがここのところ露出気味

ここのところ、日本経済への国際金融筋からの風が交錯している。近々で目立つのに、ジムロジャーズの発言がある。例えば、 いわく、1ドル360円にも進行する、次の暴落では日本は最もひどい影響を受ける等々、個人の立場での発言には違いないが、ヘッジファンドの経営側に立つ人物であり、基本的にはつながっている国際金融筋の中間とのやり取りが盛り込まれていると見るべきである。 もちろん、ジムロジャーズ氏とは逆の国際金融筋の風も流れてきている。それは7/23付けの本ブログでも掲載した。 こ

「海外投資家と個人投資家は日本株買いに」

 本ブログでも日本株、特にバリュー株への投資をお薦めしたきたが、本日付け日経「株、個人の買越額が4年4カ月ぶり高水準 逆張り鮮明・6月第3週」の記事にあるように、先週の大幅相場下落の中、個人投資家が買い越ししているとの記事が掲載された。認識を同じゅうする個人投資家の方々がかなりいらっしゃるということに勇気づけられた。  https://www.nikkei.com/article/DGXZMSFL23HJHTT20C22A6000000/  また、6/21の日経「日本株、