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コメディー、芸能、スポーツ、映画、ドラマなどなど

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好きなコメディー、芸能、映画、ドラマなどなど誰にもある思い入れを勝手に紹介していけたら、、、、
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#歌姫

「『寅さん:男はつらいよ』に関する記事を集めました」

『寅さん:男はつらいよ』(松竹映画)に関する記事(少し触れている程度も)を読者の方々の便宜のため、リスト化します。 時系列でリスト化したつもりです(が、厳密ではありません)。 1)「寅さん」世代と「逃げ恥」|りょうさん (note.com) 2)「三十五年越し エピローグ3」/『無法松の一生』至純の恋を貫き通した男の仕合せ|りょうさん (note.com) 3)「三十五年越し (本編5) 自立のいとなみと美智子さんへの恋」/遠い昔の二十代の頃、恋焦がれ続けた美しい女性、美智

「大阪しぐれ」/都はるみの円熟の極みの楽曲です。

 「都はるみ」について記したのだが、なお少し「大阪しぐれ」について述べさせてもらいたい。  この唄は昭和55年から昭和56年にかけて世に広まった。作詞をした吉岡治が暮れの日本作詩大賞を受賞し、レコード大賞では最優秀歌唱賞を受賞している。実際その略歴の通り、その歌詞の韻律が大きな特徴である。作曲はデビューからの師匠である市川昭介であるが一見、詞とミスマッチのようなゆったりとした妙な明るさが感じられる曲になっている。  しかし、そういう詞と曲の要素が都はるみのこぶしで表現されたと

「都はるみ」/頂点を極めたがゆえの過大な精神的負荷

 都はるみの最近の消息には人生というものを考えさせられるものがある。ご存じの方もおられるように俳優の矢崎某と東北を放浪しているような消息をかなり前に聞いており、今もそれは変わらないのだろうと思う。  もちろん、その良否を述べようなどと大それたことは考えていない。それは都はるみと矢崎滋の二人が自分たち自身で決めることであり他人がとやかく言うことではない。  都はるみの唄が円熟を極めたのは、昭和55年(1980年)の「大阪しぐれ」であったと言って過言ではない。その後、普通のおば

「テレサ・テンという台湾出身の歌姫」/時の流れに身をまかせ、、、

 テレサ・テンという台湾出身の歌姫がいた。アイドルでデビュー後少し時間を経て、しっとりとした大人の女の歌を得意として日本のみならず東アジアで大活躍をしたが、惜しいことに若くして亡くなり、往年のファンには今にその面影を忍んで追憶する人が多い。  私にとっても若き青春の日の思い出とともにある唄がある。  テレサテンは台湾の人だったが、なんとも曰く言い難い哀しみを湛えた可愛らしさと凛とした美しさを持った、類まれな歌姫だったと思う。唄われる歌の背景にこれほどの哀しみと優しい美しさを湛