自分ですら変えられないのに、人を変えることなんて到底できない
今年の夏で結婚生活8年目を迎える。
2年の交際期間を含めると、ぼちぼち10年ということになる。
今のところ、ほとんど喧嘩をすることもなく、月に1回は「デートの日」を設定して、計画を立てて出かけたりする。
年に数回は旅行にも行く。
仲がいい方の夫婦になると思うのだが、その原因の1つは、”お互いに”相手を変えようとしないことだなと思っている。
夫婦として共に生活をしていると、そりゃ相手の嫌なところも見えてきたり、もっとこうしてくれたらいいのにな、なんでこんなこともできないの?
あれやこれやと不満や愚痴は出てくるものだ。
だからといって、それを感情任せに思うままに相手にぶつけたのでは、おそらく上手くいかないことの方が多いと思う。
喧嘩になるか、はいはいと返事だけして改善されないか、スルーされるか・・・
夫婦なんて結局他人。
価値観も考え方も習慣も、何もかも違う生き物なのだ。
だから私が大事にしていることは、相手を自分の思い通りにしようとしないこと、相手を変えようとしないこと。
少し想像してみてほしい。
どれくらいの人間が自分を自分の思い通りに動かせるのか?
・朝6時に起きて朝活するぞ!って決めてたのに、自分に負けて昼まで寝てしまった
・ダイエットするって決めたのに、お菓子食べちゃった
・毎日続けると決めた筋トレですら3日と続かない
そんなふうに自分の意思通りに自分の体ですら動かすことができない人間が、他人を自分の意思通りに動かせるわけがない。
だから、まずは相手を変えようとしないこと。
これは、夫婦関係だけでなく、友達でも学校でも職場でも、全ての人間関係においての軸になる考え方である。
そして、この考えを持った上で、相手とコミュニケーションを取る。
変えてほしいところがある、これはこうしてほしい、こうしてくれると嬉しい・・・etc
相手はどうせ変わらないから言っても無駄だという話ではなく、相手を変えることはできないことを大前提に、自分の気持ちや考えを伝えて、一緒に改善できるポイントを探っていく。
結局コミュニケーションをうまく取っていくことが大切なのだ。
また、この相手を変えることはできないという考え方は、自分だけではなく”お互いに”持っていると、コミュニケーションはずいぶん取りやすくなる。
「喧嘩するほど仲がいい」とは聞くけれど、喧嘩なんてしなくてもコミュニケーションが取れるならその方がいいに決まっている。
私は、この考え方ができるようになってからは、人間関係でストレスを感じることがかなり減ったと思う。
そして願わくば、私が周りの人にストレスを与えてしまうことも減っていればいいなと思う。
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