そもそも投資って何?

投資って何でしょうか?
『広辞苑』によると、「投資」とは「利益を得る目的で、事業に資金を投下すること」「元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること」とあります。
言い方が難しいですね!
一つ目は広い意味、2つ目がもう少し限定した、今話題になっている投資の意味になっています。

まず一つ目は、「利益を得る目的で、事業に資金を投下すること」とあります。
そう、投資とは、何らかの事業(活動)に資金(お金)を投下(出す)ことなのです。
その目的は、何らかの利益を得ることです。では、利益とは何でしょうか。

利益とは「お金が増えること」であることが多いですが、それだけではありません。
例えば環境活動にお金を出す、福祉活動にお金を出す、などは「世の中が自分の思う方向に良くなる」とか、「世の中に貢献している満足度を得る」という利益でしょう。
「何か好きなことややりたいことが実現する」という利益もあります。好きなアイドルやキャラクター、作家さんを応援するためにお金.を出したりするのは、このパターンですね。

あなたが投資で得たい利益は何でしょうか。

広辞苑による投資の目的2つ目は「元本の保全とそれに対する一定の利回りとを目的として貨幣資本を証券(株券および債券)化すること」です。

これまた難しい言葉で書かれてますね…
まず、「元本の保全とそれに対する一定の利回りを目的として」とは一体何を言っているのか。
元本とは、もともと手元にあるお金のことです。保全は、減らないようにキープすること。一定の利回りとは要するに儲けのこと。つまり、「もともとあるお金を減らさないようにしながら儲けるために」と言ってます。

次に「貨幣資本を証券(株券および債券)化すること」ですが、貨幣資本とはお金のことですね。証券とはカッコ書きのとおり株や債券のことです。

まとめると、「もともとあるお金を減らさないようにしながら儲けるために、お金を株や債券に変えること」となります。
たぶん、あなたの思う投資はこちらのイメージではないでしょうか。

ここで一つ目の目的を思い出してみましょう。
投資の一つ目の目的は「何らかの利益を得るために何らかの活動にお金を出すこと」でした。
何らかの利益とは、2つ目の目的では「儲け」ですね。では、何らかの活動とは?株や債券とどんな関係が?

実は、株や債券は、何らかの活動をしている企業や政府機関などが「儲けさせるからお金を出してください」と言ってお金を集めるために発行するものなのです。お金を出してくれたことを証明する券、だから「証券」。
お金を株や債券に変える、ということは、儲けを期待して企業や政府機関の活動にお金を出す、ということなのです。

つまり、投資とは、
「お金を減らさないようにしながら儲けるために、株や債券を通じて企業や政府機関の活動にお金を出す」
となります。
自分が好きな活動、儲かりそうな活動をしている会社や政府機関にお金を出す。そう考えると、投資って何だか楽しそうに思えませんか?

でも、投資で儲かるってどういうことなの?とか、お金を減らさないようにって言うけど損もするんでしょ?って思いませんか?

それについて次は整理してみたいと思います。



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