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3分で読めるジョイ・アダムソン~世界の伝記⑥~


ジョイ・アダムソンは自然を愛した「野生のエルザ」の作家

人生のほとんどを野生の動物達と共に過ごした生涯だった

読みながら自然と笑みがこぼれて、温かい気持ちになった


あらすじ

・1910年ヨーロッパ・オーストリアで生まれ、音楽や動物が好きな明るい少女に育った
12歳の時に両親が離婚し、再婚した母と暮らすがすぐに母方の祖母、オーマの住むオーストリアの首都ウィーンに引っ越す

・17歳のときに指を怪我しながらもピアノの試験に合格し、教師の免許を取るが好奇心が強かったジョイはピアノ教師の道を選ばずデッサンや絵画を勉強しながら、2年間洋裁学校に通い19歳で洋裁教師の免許を取る

・23歳で医者を志して勉強をはじめるが、27歳のときに子供の頃から憧れていた野生の王国ケニアに住む友人から連絡があり、旅行に行く

・28歳のとき船上で出会ったスイス人の植物学者ペーターと結婚し3ヶ月間、ペーターの仕事であるケニアとタンザニアの国境地帯の長さ4.5kmもある丘陵地帯の調査に一緒に行った後、ケニアに住む

・ジョイは少しでもペーターの役に立ちたいと想い、ペーターが集めてきた植物を絵に描いていた
その後、植物の専門家の本の挿絵を頼まれたり展覧会を開いたりと画家として知られるようになる

・32歳のときにクリスマスパーティーで狩猟監視官のジョージ・アダムソンと出会い翌年に結婚し、ケニアのイシオロに住む

・ジョージの仕事でアフリカ各地を訪れ、野生動物との関わりを深めていく
その頃、ケニア政府に20の部族画を描く仕事を与えられる

・46歳の時ジョージが、デカ・ラスティカ・エルザの3匹の赤ちゃんライオンを連れて帰ってくる

・赤ちゃんライオンを育てて5か月後、デカ・ラスティカをオランダの動物園に引き取ってもらい、1番小さかったエルザとの生活が始まる

・2歳になったエルザを野生に戻す決心をして、何度か試みた後、成功する。野生に戻ったエルザと交流を続けながら「野生のエルザ」の原稿を書き50歳のときに出版され、ベストセラーになる

・エルザが3匹の子どもを連れて、ジョージとジョイの元に会いにくる

・エルザが病気になり、永遠の眠りについた

・母親を亡くした3匹の子どもたちは野生化し、近くの村を襲って家畜を奪うようになったため、政府から射殺するか捕まえて人のいない地域に移すように命令がきて、ケニアの隣国タンザニアの国立公園に移した

・52歳のときから世界各地に講演で飛び回る生活をして、59歳のときに世界中で滅びつつある野生動物を救うための団体「エルザ野生動物基金」を設立する


・1980年、69歳で現地人との争いに巻き込まれて亡くなる


感じたこと・学んだこと


・もっと自然のことを知りたい!という気持ちが湧いてきた

・人の手で育てた動物は野生に戻りにくいので、むやみに手を差し伸べてはいけない

・何事に対しても好奇心を持って勉強していれば、その能力が役に立つ場合が訪れる

・世界中で滅びつつある野生動物を救うための団体を設立した人

・子どもを持たなくても、夫婦の幸せのカタチはある


行動すること

・「野生のエルザ」を読む
・「BORN FREE」の映画を観る
・ケニアに旅行に行く


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