こんにちは!ファイナンシャルプランナーの梅子です。
突然ですが皆さんは生命保険に加入されてますか?
病気や怪我に備えて加入されている方も多いのではないでしょうか?

ちなみに私は先日、加入していた生命保険を全て解約しました。加入するメリットを感じないからです。
実は、「日本人は保険に入りすぎ」「日本人は保険好き」と言われるくらい過剰に加入している人が多いので、要注意なんです!

今回の記事では
生命保険が不要な理由を記載しますので、ご自身にとって本当に保険が必要なのかぜひ参考にしてみてくださいね。

理由1:貯金や社会保障でなんとかなる

まず、病気やケガになった時のことを考えてみてください。そもそも病院へ行っても健康保険のおかげで3割負担になるので、そんなに高額にならないですよね?

また、【高額療養費制度】と言って、国が定めた1ヶ月あたりの自己負担限度額の上限額を超えた分は払い戻しされるので、高額の医療費に怯える必要はありません。

限度額は所得により異なりますが、
年収370〜700万の方ですと、医療費の約8万を超える部分は返金してもらうことができるんです。
詳しくは下記をご参照ください。

それに毎月、国に健康保険料を納めているのに、さらに別で保険加入してお金を払うのは勿体無いような気持ちになりまして・・・
まとまったお金を貯金しておけば事足りると私は判断しました。

理由2:死亡した時にお金を残す必要がない

保険加入の理由として、病気・怪我よりも自分が亡くなった時の為に!と考えている人も多いかもしれませんね。ですが私はむしろ自分が死んだ時のことを考えて不要だと判断しました。

まず、何の為に誰にいくら残したいのか、目的を
明確にしました。

誰の為に:夫
何の為に:葬式費用、私物の片付け費用
     なんとなくその後の費用

みたいな感じでした。で、お金に換算したんです。
お葬式  ⇨ 家族葬100万
片付け費 ⇨10万
なんとなく費⇨0万(夫が自分で稼ぐ)


上記金額はネットや知人からの情報を参考にしました。片付け費は念の為多めに見積もってます。なんと、合計たったの110万なんですよね。貯金したらいけるじゃないか・・・そう思いました。

なんとなく、自分がいなくなってからの為にと思っていた費用(生活費?)も、私の貯金を相続して貰えばいいですし、夫は自分で稼ぐことができるので心配不要でした

結構アバウトな理由で加入していただけなんですね。結果、高額な死亡保証をつける為に保険料を支払続けるメリットがないと考えた訳です。

お金を残すことを考えるくらいなら、
「家族葬でいいからね」と家族に意思を伝えて葬儀費用の負担を減らし、断捨離をして私物を片付けてもらう時の負担を減らしておくほうが家族孝行です。

仮に私たち夫婦に子供がいたら、学費のことを考えて少しは考えるかもしれませんが、これも、子供の年齢や貯金、進学プランによるかなと思います!

理由3:保険会社が儲かるだけ

ふと考えたんです。どうやって保険会社は儲けているのか。彼らが儲かる仕組みにも色々ありますが、まずは預かった保険料に対して実際に支払った保険料が少ない場合に儲けが出るんですよね。

病気や怪我なんて、一見偶発的なことのように思えますが、保険会社はどれくらいの人が病気になったり亡くなったりするのか、大体の見込み数は統計で把握できているんです。ですので、ちゃんと儲けが出るように保険料を設定されているんですよね・・・

結局加入していても、大きな病気になったりお亡くなりになる確率って本当に少ないですよね?
私もせいぜい祖父祖母レベルか友達の友達の親戚が・・・みたいな感じです。

つまり、大半の保険料は保険会社の儲けに消えていくってことです!年収ランキングの上位保険業が来るのも、これが理由なのではと個人的に思っています。

しかも、保険会社は皆さんから徴収した保険料を使って資産運用をしてさらにお金を増やしているんです。CMでは温かいイメージがありますが、やはり商売であることには間違い無いんですね。笑

また、満期まで加入すれば、欠けた保険料の110%が返礼されるといった積立式の商品もありますが、これも罠です。

結局20年、30年といった長期間支払いを続けられずに解約してしまう人が多く、支払った保険料以上に受け取りできる人はあまりいらっしゃらないそうです。失業や離婚、冠婚葬祭などまとまったお金が必要になるケースは色々ありますからね。

以上のように保険会社の仕組みがわかると、万が一の備えではなく、保険会社にお金をあげているような気持ちになり、私は一気に支払う気持ちが失せてしまったのです。

理由4:もっと有益なお金の使い方がある

保険にかけているお金を、もし他のことに使えるなら、私は下記のような使い道の方が有益だと考えました。

<自己啓発>
資格取得、キャリアスクール、留学 など自身の知識やスキルを高めることにお金を使った方がキャリアの選択肢も広がりますし、収入アップも実現できる可能性があるので、とても有益だと思います。

<設備環境>
例えば、家電ですね。乾燥機付きの洗濯機を買って家事の負担を減らせば、新たに時間を捻出することができます。また、在宅ワークの方はPCのスペックを上げれば業務効率が上がりますよね。設備を整えることもかなり有益な選択肢だと考えました。

<貯金、投資>
保険ではなく貯金にまわした方が、保険会社への申請とか審査を気にすることなく、何にでもすぐ使えるので安心ですよね。それに、将来に向けて資産運用をして貯蓄を増やすのであれば、元手となるまとまったお金は必須です。

<今しかできないこと>
具体的には、親への感謝と旅行ですね。
両親が元気なうちに、プレゼントを送ったり食事に連れて行ったりしたいものです。それに、私たち夫婦もいつ何があるかわかりません。健康で時間とお金があるうちに、旅へ行って、色んなものを見てみたいと考えています。

というわけで、上記の選択肢の有益性が保険よりも上回ったんです。同じ金額をかけるなら、メリットが大きい方に出したいですよね。

もし加入するなら

さんざん保険が不要だと言ってしまいましたが、
決して保険会社が悪いサービスではありません。
困った時にまとまったお金をもらえるのは安心ですからね。

もし私が加入するならどういう場合か、ですが
考えられるのは下記2パターンでしょうか…
・夫が働けない状態になり、私が養っている場合
・子供ができた場合
ポイントは、
『私がいなくなるとその人が生活できなくなる』という条件に該当するかですね。
もしそうであれば、その分を補填する保険に加入しておきたいと思います。

加入するとしても、まずは社会保障を何か受けられないか、自分の貯金でなんとかならないか、を十分に考えた上で、加入する保険を決めますね。

また、女性特有の疾病保障やがん保険も余計なオプションだと思っているので、私はつけないです!
健康保険が十分に負担額をおさえてくれますので。

がん保険について気になる方は、下記のような記事を見つけましたのでご参照ください。


まとめ

いかがでしたか?
生命保険が不要な理由についてお伝えしてきました。万が一の事ってどうなるか見えにくいので、その怖さから備えたくなってしまうのが人間の心理ですよね。

ですが、ご紹介した通り、国の健康保険制度は手厚いですし、大半の方は保険会社にお金を払い続けるだけになってしまうので、過剰に加入しないようご注意ください。

とはいっても、がん家系の方や、ご家族を養っておられる方は、保険によるメリットが大きいケースもあるかと思います。

ご自身の状況と、保障内容が見合っているかを検討して、うまく保険サービスを活用してくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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