過敏性腸症候群について①

27歳の時、転職した時から会議などを静かな場面でお腹の音が良くなるようになりました。最初はお腹の調子がただ悪いだけなのかなぁ、と思っていましたが、会議の時などでしかならない、もしくは特に大きな音がなることに気づきました。
インターネットで調べたら、それは腹鳴(ふくめい)と言い、過敏性腸症候群と言う病名があることを知りました。診断はされていませんが、おそらくそうだと思います。
転職したてで環境が変わったり、それと同時に住む場所も変わったりと、自分の中でストレスが多く感じていました。それが原因だったかと思います。ただこの病気は本当にしんどく、仕事もやめてしまおうかな、と思い込むほどでした。家族に相談しましたが、なかなかその気持ちをわかってくれない。当事者しかわからない辛さがありました。どんな病気でもその当事者しかわからない痛みや苦しみがある。
そういう事を想像して、相手の人に接する事の出来る人になるべきだと思いました。私は自分自身そんな経験がないとそのような思いに行き当たる事はありませんでした。

症状改善の為に、私がした事はまず睡眠、食事運動を出来る限り行い、規則正しい生活をする事でした。またパンやパスタだったり、ガスのもとになる食材も取らないようにしました。そうすると少しだけ腹鳴がおさまったような気がしました。
しかしそれでもやはり完全には治らなかったので、私はメンタルクリニックに行くことにしました。そして不安障害と言う診断をいただき、服薬治療が始まりました。今服薬を始めて1年が経ち、薬の量も少しずつ減らしています。この1年で自分の体の特徴やリズムが分かってきたような気がします。また服薬も功を奏しているのか少しずつ症状もおさまってきています。1日中お腹がならない日もあります。そういう一日を少しでも増やしていけるようにという気持ちでいます。
もし同じような症状で悩んでいる方がいたら、まずは自分でできる食事や生活改善を行ってみましょう。それでも難しかったらメンタルクリニックに行ってもいいと思います。メンタルクリニックには本当にたくさんの、そして若い方が通っておられました。それは正直驚きました。先生もとても良い方でした。

お腹の症状が良くないとQOLも下がっていきます。皆さんにはストレスのない安心した時間をできるだけ過ごしていただきたいと思います。

この記事を読んだ人が、少しでも自分の生活を変える1歩が踏み出せますように。


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