2020.04.04、会話文を書く鍛錬とCoD:MW初ドン勝

創作の鍛錬:会話文

 友人と創作の鍛錬をした。2人で2つずつ(1回目は3つずつで行ったがやや多かった)特徴を出し合いaさんとbさんを作り(この時aさんは僕が、bさんは友人が2つのうち1つで必ず身体的特徴を提案する)、くじで「時」「場所」を引いて10分で会話文を創作する、という鍛錬だ。以前も5回行ったこの鍛錬だが、今日は6回行った。

 10分というのは慣れると意外と長くて、それなりのものが書けてしまう。なので、特徴をできるだけ回収したり、場所や時間を掘り下げたり、キャラクターの関係性を考えたりとかなり頭を使うことになる。手癖で書いてしまったり、似通ったキャラになってしまうこともあるが、それも含めて鍛錬だろう。お互いの作品を見ながら反省し合い次に生かしていくと、着実にキャラクター創作力、会話文を書く能力、連想力などが上がっていく実感がある。相手がいるというのも強制力があって良い。今後もやっていきたい。

 日記の最後に前回と今回即興で作った会話文を3つほど載せておくので、こんな感じか~と思って読んでみてほしい。女×女、姉×弟、女×女の例である(もちろん性別の選択や年齢、名前、関係性などもすべて即興だ)。


CoD:WM War Zone

 世界的FPSゲームCoDシリーズ最新作のMWには前作に続いてバトルロワイアルモードがある。裸一貫で広大な戦場に降り立ち、仲間と勝利を目指すバトロワゲーたちは、PUBG、フォートナイトなどの大ヒットの追い風を受けて現在世界中のFPS好きを虜にしている。例のウィルスのせいで今期のプロリーグが実質なくなってしまったCoDだが、バトロワは無料ということもあり人気が高く、Apexに次ぐ2位のアクティブプレイヤー数を誇っている。

 さて、今日は小学生の頃からの親友と2人で3人モードをプレイした。そしていきなり初回で優勝(通称"ドン勝")した。僕たち2人は野良の人と連携を取りながら3人で戦場の隅を走り続け、最後の戦いまで息をひそめていた。弱者がバトロワで勝つためには必須のいわゆる「漁夫の利戦法」である。

 野良の人は序盤に一度やられてしまったが、僕たちが彼を復帰させるまで10分ほど待っていてくれた(このゲームはお金で仲間を復帰させられる)。その後、僕たちは慣れ親しんだ武器を持ちつつ円の外ギリギリを走り続け(このゲームは一定時間ごとに生存圏の円が収縮していき、外からは周囲からガスが迫ってくる)て機をうかがった。そして、敵たちを殺し合わせて消耗させ、最後に無傷の3人で一気に詰めたのである。結果、野良の人は4キル、僕は2キル、友人は1キルで優勝することができた。最後の方は敵を1人ダウンさせては隠れ、別のパーティーが来たところでまた横やりを入れるというのを繰り返していたから、実際に撃った敵の数はもう少し多いが、やはりこの程度のキル数で勝てたのは作戦が上手くハマったからだった。最後は農場の屋外戦で、遮蔽物が多かったのも撃ち合いに自信がないこちらに有利に働いた。

 その後は微妙な成績を繰り返したが、最後の1回は3位と中々いいプレーができた。特に僕が1人で復帰してから敵を3人ほどキルしてパーティーを3つほど漁夫し、友人を復帰させて、2人で敵の裏をかき続けた動きはとても良かった。最後にヘリに乗った敵に気を取られて1パーティー見逃していたのが悔しいミスである。

 なにはともあれ、いいゲームプレイだった。

会話文練習

.1

a
卵かけご飯が好き、指が長い、天体が好き、時計がきらい、口数少ない、よく眠る

b
目薬が苦手、酒が好き、爪が綺麗、耳が大きい、太宰治が好き、実家暮らし

条件:夏の駅

「朝って嫌い。ずっと寝てたい」
「暁を覚えないのは春だけにしろって。行くぞ」
「うー……朝食だってまだなのにぃ」
「駅弁食えばいいだろ。あたしも朝ビール決めたいし」
「あたしは綾香と違って、朝は卵かけご飯じゃなきゃ、無理なの」
「あれ、そんな美味しいか?」
「美味い、早い、洗い物少ない。神の食べ物」
「そんなもんかね。実家だとそういうのわかんねぇや」
「いいな、実家。手とか、荒れないし」
「あたしは好きだけどな、やよいの手。すらっとしてて、爪の形も丸くってさ」
「でも、汚い。綾香の爪、憧れる」
「生活の証だろ。汚いなんてあたしは思わねぇぞ……飲み物はお茶でいいか?」
「いい。お金、あとで渡す」
「んっ。それにしても、今日はありがとな。付き合ってくれて」
「別に。暇だったし。でも、なんで6月13日? なんかの日?」
「ああ、知らねぇか。今日ってあれなんだよ。太宰の命日」
「……治?」
「それ以外に太宰がいるか? いやまあいるけど、そうだな、治だ」
「なんか綾香、オタクみたい」
「す、好きなんだからいいだろ? やよいだって、はやぶさの話になるとメッチャ早口になるじゃん。普段ぜんぜんしゃべんないくせに」
「はやぶさは尊いからいいの」
「太宰だって尊いぞ。いや、尊いってのは違うかな。太宰はもっと、こう、パーソナルで……」
「はいはい。あたしは眠る。ついたら起こして」
「うぉい! せっかくの二人旅なのに……まあ、やよいらしいけど」


.2

a
目が大きい、自然が好き、機械に弱い、自炊派

b
巨乳(胸筋がでかい)、甘いもの好き、心配性、海が好き

条件:冬のライブハウス/クラブ

「うっわ巨乳ミニスカサンタ……」
「えっ、あんたがどうしてここに?」
「お使いだよ、姉さん。母さんが早く帰って来いってうるさいんだ。今夜は自家製ターキー作ったからって」
「いや大学生になってまで家族とクリスマスってありえねえっしょ。あたしは踊るよ。誰がなんと言おうと踊る!」
「僕としても姉さんが踊るのに反対はしないけど、母さんに逆らうのはどうかな……」
「うっ……小遣い減らされるかな? 毎日タピれなくなっちゃう?」
「だろうね……しかもそれだけじゃなくて、お弁当持たされるかも」
「あ~、あのハートマークのキャラ弁な……やだぁ、19になっても母親のお弁当……絶対彼氏とかできない!」
「僕だって毎日教室で女子に写真撮られてるんだぜ……いくら自炊するって言っても母さん聞いてくれないからなぁ……」
「あんたのそれは女子からのアピールかもしれないじゃん。昔からあんたモテたし」
「姉さんだって外見だけならモテそうなのにね……その胸に行った栄養が少しでも頭に回ってれば……」
「う、うるさい! いいもん、これからは身体だけでもモテる年齢!」
「そんなんでできた彼氏、絶対趣味とか理解してくれないよ。いいの? 一緒に海に行ってポエム書きたいって言ってたじゃん」
「うぅ……そうだ、あんたこそあの子待たせていいの? 一緒に母さんのパーティーさぼろうよ」


.3

a
イケメン/美女、綺麗好き、暑がり、出身地が遠い

b
歯並びがいい、自撮り好き、夢見がち、パンが好き

条件:春の学校

「ねえねえ、見てよ沙也加! 昨日のお花見の自撮りいいね100いったんですけど!」
「よかったじゃん」
「反応薄っ! そりゃ沙也加にとってのいいね100なんてコッペパンみたいなものかもしれないけどさー」
「何その喩え?」
「つまり普通ってことだよ!」
「じゃあ特別は?」
「メロンパン! あ~、このまま誰かの目に留まって読モとかなれないかなぁ」
「うーん、まあなれるんじゃない?」
「だから適当すぎなんですけどぉ!」
「本気だよ? 亜美は歯並びいいし、歯科医専門誌のモデルとかできると思う」
「ねぇ、沙也加のそれって天然なわけ? メチャクチャ馬鹿にされてるんですけどあたし!」
「馬鹿にしてないって。大事だよ、歯科医モデル」
「絶対馬鹿にしてるじゃん! 誰が見るんだよそんな雑誌!」
「……虫歯の人?」
「虫歯の人があたしの綺麗な歯を見たら嫉妬で歯ぎしりして総入れ歯になっちゃうよ!」
「自信家だね。モデルみたい」
「まずはメンタルから! って、そうじゃなくて! 沙也加の知り合いにいないの? 芸能事務所の人とか!」
「いないかなぁ。私、そもそも実家が超山奥だからさ、こっちに知り合いって亜美しかいないの」
「いや、友達はいるでしょ」
「いないよ。亜美だけ。私のメロンパン」
「嬉しいけど嬉しくない~! こうなったら友達いっぱい作戦しちゃおうよ!」
「別に、いらないけどね」
「冷めすぎ! もっと女子高生を楽しまないと! こんな屋上で一人燻ぶってたらもったいないよ!」
「桜、きれいだし、好きなんだけどな」

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