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6.28 きょうおもったこと
虎になれ
わたしの二の腕には、『打倒讀賣』この四文字の彫物があります。色紙を頼まれれば、つねにこれです。採血すれば、黄色の血が流れております。
東京の南端で育ったので、たくさん観たのは横浜戦です。しかし、どういうわけか、生まれながらの阪神ファンです。
たらちねの胎内を出しときは、おぎゃあの泣き声がわりの「六甲颪」に、とりあげ婆さんが、こんな末恐ろしい赤さん、多摩川にながしちまいましょう。と、言ったそうです。げに恐ろしい、執念ぢゃなぁ。
もう、きょうは、読むのやめましたか?
さて、野球も開幕して一週間。待ちに待ったる開幕戦は、永遠のライバル(と、いまや阪神タイガースが勝手に言っております。胸を借りております、恐れ多いです、恐縮です。)讀賣戦。そんな讀賣戦も、夢はかなく三連敗。いいとこなしの、三連敗。
1勝5敗と完全に流れを見失った、とにかく打てないわが阪神タイガースを応援すべく、きのうはプレイボールから。横浜ファンとご一緒です。誰かと野球が見られる、また、こんな季節がきたのですね。なんて、感慨のうちに、2点先制。ハンデですよ、ハンデ…なんて言ってるうちに同点。ほらね。
シーソーゲームというには、あまりにもギッタンバッタンとしたシーソーゲーム。なにもしていないのに、いやぁ、疲れました。辛勝。ヤスアキのカラダと球にキレがあったら、そのままゲームセットでした。リードしたって、藤川も本調子でないし。
ここ2日、猫被ってると立て続けに言われた、わが阪神タイガースですが、猫被ってません。まだ、猫なんです。六甲颪の前のあの咆哮がでません、シャァーとすら言えません。
三連敗からはじまった、2020年のシーズン。
イレギュラーなことだらけ、いまだ無観客の、120試合ですが、失うもののない最下位。
泥だらけになって、虎になれ。
書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。