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令和3年 1.1 きょうおもったこと
はつ春のお慶を申しあげます
あけましておめでとうございます
令和2年から3年へと、あらたまの年こそあけましたが、一番あけてほしいコロナ禍は、まだまだそのあける気配すらみせません。
なので、正直「おめでとう」なのかどうか悩みました。悩みましたが、縁起商売ですし、この令和2年をなんとかやり過ごしたってだけでも、愛でたきことなのでしょう。
令和2年は、新型コロナウィルスとの戦いにあけくれました。
なら、ことしは新型コロナウィルスと、もう少し仲良くしてやろうかと思います。
きのう大晦日は、浅草演芸ホールでトリを勤めて、水口食堂へ。
楽屋の話題もこれでもかってほど、暗い。
だいたい落語家、藝人にはネクラなひとがすくなくなく、真面目ともちがって、どこか、まぁ、ひねくれてるんでしょうね。で、楽屋の会話もしずみがちで、4ケタの感染者数を聞いて、初席はどうなるかなーなんてみんなして話しているので、なので、始終わたしはふざけてました。なるようにしかならないし。
なんの性分だか、みんなが真面目な顔をしていると、ふざけたくなるんです。あの空気感が、うそっぽくてイヤで。余談ですが、そんなことに気がついて三朝(春風亭)に言ったら、「知ってます」とのことでした。
で、50%制限の客席で高座を勤め、水口食堂の二階で飲んで、がらーんとした大晦日の観音さまをお詣りして、高座数が激減した令和2年をおもっていたら、なんだか「ま、こんなもんだろ」という、これは、前向きなんですがね、そんな気分になりました。
そう、That's A Plentyです。
言わずもがな、デキシーの名曲。
気になった方は聴いてみてください。
なんて、正月、早々、はなしが右往左往。
こんなんでよかったら、気晴らしぐらいにはなるかもしれないし、そうでなくとも、ひまつぶしぐらいになるでしょうから、今年もまた、遊びにいらしてください。
わたしはことしもここにいます。
令和3年も、どうぞよろしくお願いいたします。
三遊亭 司
書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。