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4.30 きょうおもったこと

なにかしら、毎日台所にたつものの、まずやらないのが揚物です。

東雪谷から多摩川へ、引っ越してきてから10年。ひとり暮らしとなり10年。時々はフライも天ぷらもやったものの、3年ぐらいして、いやいや、揚物はオモテで食べよう。と、なりました。

ひとつに、揚物の難しさ。

ひとつに、台所のせまさ。

先日、自分のつくったものの写真をなんとなく見ていて、つくづく料理と呼べたもんじゃないな。と、思いました。

わたしの膳立ては、4、5品を30分ぐらいで誂えるといったところでしょうか。その30分の前には、流れをまず考えます。場合によっては紙に献立、流れ、器を書き出して、一気呵成につくります。

たとえば、和え物。

えのきを酒蒸しにして、明太子と和える。
ちくわをちぎって、わさび漬けと和える、梅と和える、塩辛と和える。
きゅうもみして、ツナと和える。
たまねぎのみじん切りと、ツナを和える。
蕪を塩揉みして、ゴルゴンゾーラと和える。

大根おろしは、時間はくわれますが、やはり便利です。なにをのせても、なににのせても。

つけもの。佃煮。更にのせるだけ。ぬか漬けなら、ひと手間増えますが、味をみて、切り方変えるぐらい。

魚や肉を焼く時はこれに併用。もしくは、ノンフライヤーがグリルがわりとなり、大同電鍋も、ほったらかしで料理してくれます。

ほら、たいしたこと、手間、かかってないんです。やってることといえば、さっきおはなしした通り、台所に立つ前に考えることぐらい。あとは、せまいので、かたづけておく。

シンクも、二食分ためただけで、機能不全を起こします。なので、気に入った器しか使わないってのもひとつの手です。

なので、場所を取る、ほかのことができなくなる、油を多くつかう揚物は、まずやらない、こういうことになります。

そしてまずやらないものは、工夫のしどころがわからない、巧拙がわからない、改善するに至らない…んん、これじゃツマラナイ、と、いままでいろんな、それこそ「料理」に手をだし、のめりこんでみましたが、結論、もちはもち屋でいいでしょう。

だけど、野暮ったい家庭の天ぷら。あれはあれで好きでした。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。