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6.30 きょうおもったこと

旅の空

東京はどしゃ降りの雨。そのどしゃ降りの雨も、大宮を過ぎて高崎に着くころには止み、上毛高原駅に近づくにつれて、晴れ間がひろがってきます。

群馬の沼田へ。

とてもひさしぶりの旅となりました。何ヶ月ぶりでしょうか。半年以上東京を離れていない。東京にいたって落語を演る機会がなかったわけですから、当然といえば、当然ですが、逆に言えば、いままで、当然のように日本全国からお声がけいただき、落語を演ってきたということが、ものすごく特別なことだったんでしょうね。

新幹線の心地良い振動に身を任せながら、そんなことを考えていました。

わたしが列車のチケットを取るときには、いつもですと、共演者と縦並びにするのですが、きのう、おとといと柳家寿伴だったので、少し話したいこともあり、横並びで。はなしったって、たいしたことではないのですが、まぁ、いろいろとごくろうさんだったね。と、そんなもんです。

沼田へはお世話になっている金剛院さんに呼んでいただき、落語を二席づつ演り、いつもの顔ぶれと笑って、飲んで、東京での寄席や落語会と、なにひとつ変わったことはないのですが、やっぱり旅はいいです。

帰りの上越線を待つ沼田駅のホームで、利根の流れとつかず離れず走る上越線内で、なにげなく交わしたふた言み言にも、なんだか、やっぱり、東京にいるときとは違う、んん、なんだろう、のどかさというのでしょうか、気持ちの持ちようが違います。

さて、風のまにまに…とはいきませんが、つぎはどっちへいきましょうか。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。