6.13 きょうおもったこと
ときめくがらくた
『配信版 落語一文字派』で使ったWebショップのBASEをもとに、今度は原稿を寄せた『街の手帖 リーディング』を売るための、三遊亭 司 萬國精選百貨『司記商行』を立ち上げました。
こちらは、ガレージショップとも、メルカリとも違った、セレクトショップとでもいうのでしょうか。
今回のように、もちろん、わたしに関したものも売るのですが、旅先で出会ったわくわくや、どきどき、手早く言えばときめきを集めたような商店です。
そして、本業ではないので、在庫数はほんのわずかです。わたしの分のほかに、もう、ひとつふたつ、といった程度の数です。
むしろ、商品説明のような、コラムを読んでいただき、おまけにそれを買ってもらうといった趣きでしょうか。
そんな『司記商行』を立ち上げてから、あらためて我が家を眺めてみますと、じつにがらくたの多いことか。
ん?がらくた?
がらくたって少しネガティブなひびきですね。こういう時は字引です。
わたしの相棒。
日本国語大辞典より。
がら‐くた【瓦グヮ落多・我楽多】〘名〙 (「がら」は物が触れあう音、「くた」は「くち(朽)」のなまりとも、「あくた(芥)」の略ともいう。「瓦落多」 「我楽多」はあて字)
①価値や用途のない雑多な品物。半端物。がらくたもの。がらくた道具。
②(人をののしっていう) つまらない人間。価値のない人。やくざもの。
やっぱり…。
わたしの使うがらくたは、もう少し、愛のある使い方です。すくなくとも「用途のない」だけではなく、その前に「いまは」とか「わたしには」といった言葉がつくものばかりです。
そして、そういうものが、わたしのうちには実に多いのです。好きなんでしょうね。
ちなみに『司記商行』はスージーシャンファン。拼音だとsijishanghangです。
書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。