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4.19 きょうおもったこと

みなさん、こんな状況でも、いろいろな方法で落語をたのしんでいただいていると思います。

こんな時だから、とか。
こんな時だからこそ、だとか。

わたしたちの存在意義を確認できるようで、大変に嬉しく思います。わたしたちは、いま聴きたい、いま聴きに行く、というみなさんに支えられています。

それだからこそ、ネットで配信しないのですか?YouTubeで配信しないのですか?という、ありがたい質問や要望をいただいても、する予定はありません、と、そうお答えしています。

出演料が発生しない、無観客の場所で、わたしは大切な落語を演りたくないからです。

あくまで、わたしは、です。やるひとには、どんどんやってもらいたいです、おおいにやってもらいたいです。それを待っているひとたちがいるのも、わたしも仲間も知っています。

今回の新型コロナウィルス禍。

このことで、さまざまなこと、または、価値観などが変わっていく、または、再確認されることだと思います。

YouTubeをやるひとが、100人あらわれたら、3人から5人は、そこであたらしい道を拓くひともいると思います。藝人に限らず、です。

このようなところに立ち会うことは、なかなかないと思います。肉体的に経済的に生き残ることが出来るなら-生き残るとしか思っていませんが-大変貴重なものを見て、感じて、体験していると思います。また、年齢的にもいましかないかな、とも。

だからみなさんも、どうせなら周りのことを、しっかり、じっくり見ておきましょうよ。

人間は忘れる生き物だから、できたら、日記とは言わなくても、手帳やなんかに残しておきましょうよ。

誰が落語を、藝能を、藝術を、表現者を必要だと言ったのか、思ってくれたのか。誰が、不要だと言ったのか。

この目で、心で、しっかり観てやろうかと、そう思っています。

書くことは、落語を演るのと同じように好きです。 高座ではおなししないようなおはなしを、したいとおもいます。もし、よろしければ、よろしくお願いします。 2000円以上サポートいただいた方には、ささやかながら、手ぬぐいをお礼にお送りいたします。ご住所を教えていただければと思います。