準備不足は、結局は止めづらくさせる?
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準備不足は、結局は止めづらくさせる?

『以て往く可きも、以て返り難きを挂(けい)と曰う。挂(けい)なる形には、敵に備え無ければ、出でて之に勝ち。敵に若し備え有れば、出づるも勝たず。以て返り難くして不利なり。』(「孫子の兵法」地形篇)

通解は、こちらです。

これを現代ビジネスに使えるようにするにはどう捉えたら良いのでしょうか?

「挂形」=「障害物がある地形」とは?

まず「挂形(けいけい)」でいう「障害物」について考えてみたいと思います。

そもそも「行くことはできても、引き返すことが難しい」という条件があるので、

1,物質的な障害物。特に金銭的な問題。

2、無形の障害物。人間関係。

この二種類が考えられると思います。

金銭的な問題については、説明をするまでもないので、ここでは「人間関係」について考えてみたいと思います。

障害物と成り得る人間関係とは?

この人間関係も、下記の二種類あるように思います。

1,いざスタートしたけど、「色んな人を巻き込んだ」ので簡単には止めれない。

2,いざスタートしたけど、「反対を押し切ってスタートした」から簡単には止めれない。

共通しているのは、双方とも「止めたい」と思っていること。

もう一つは、止めたいと思わざるを得ない事態に陥った理由が、周りの人たちに「納得して貰いづらい理由」であることです。

新規事業が失敗する理由

「納得して貰いづらい理由」は、新規事業が失敗する理由に似ているかもしれない。

1,事業参入のタイミングを含めて市場調査が不十分だった。

2,人材確保等も含めて準備不足。

やるべきことを全てやった上での決断でなかった以上、それは周囲の人達から納得を得ることは確かに難しいかもしれませんね。

ただ自分が知っている業種であれば、それなりに色んなことを確認することができますが、全く異業種への進出だとそうは行きません。知らないことばかりですから。ここが「通形」と多く異なる点ではないでしょうか。

「挂形」とは「多角化」「新規事業」!?

そう考えると、「挂形」を下記のように捉えることができるのではないでしょうか。

自分がよくよく知っている業種であったとしても、自ら「起業」する場合。

「多角化」を計り、従前とは異なる業種に「新規事業」を立ち上げる場合。

要は、「挂形」とは「今までの自分の知識や経験だけは通用しない分野に携わる場合」を指していると考えられると思います。

ま と め

今回、「挂形」を考えることに時間を割きましたが、「準備不足」でスタートさせることは、上手くいかなければいかないで、深手になる可能性があるので、一緒に事業に携わる人達にはそのことを十分理解して貰うことが必要だと思いました。

「挂形」の攻略は、まずは「知っている人」から知恵を借りることからスタートしてみて下さい。

追 記

反対を押し切ってスタートしたから止めづらい、と書きましたが、書きながら思ったことは、最近は(昔も本当はそうだったかもしれませんが)人の話をしっかり理解しようとする人が減っているように思います。勝手の思い込み、決めつけてかかる人が多いように感じていますが、皆さんはどう思われるますか?

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