見出し画像

遠方からも顧客を呼び込む鍵は!?

『遠き形には、勢い均しければ以て戦いを挑み難く、戦えば而ち不利なり。』(「孫子の兵法」地形篇より)

通解は、こちらです。

敵軍との陣が、遠く離れている場合、兵力が等しい時には、先に攻める方が不利である。

何故、こちらから攻めると不利なのか?

何故、不利なのでしょう?

敵軍が陣を築いている場所は、有利なポイントを既に抑えているはずです。そこへ仕掛けることはまず不利以外にないでしょう。

また、敵陣近くまで行軍することが事体が、兵に疲れを与えることになり、更に行軍中に敵軍から罠を仕掛けられる危険性もあります。

ざっと、考えてもこのような感じでしょうか。

不利なら直接攻めなければ良い?

「遠形」の特徴は、あくまでもお互いの陣が離れていることです。なので、自軍が近づかないで、敵軍に近づいて貰えば良いのです。

例えば、敵軍の兵糧備蓄の場所を攻める、他の重要な町へを攻めるフリをするなどです。

近づいて来た敵軍に対して、「自軍にとって有利な展開が可能な戦場」におびき寄せ、そこで戦いを挑む訳です。

ですから、「自軍にとって有利な展開が可能な戦場」が無ければなりません。

「自社の強み」を活かして、遠方から来て貰う

「自軍にとって有利な展開が可能な戦場」とは、「自社の強み」を活かして「市場において価値あるものでリーダーシップ」を握っていることです。

これがあれば、どのような戦い方もできる訳です。

狭い市場に対しても、遠く離れた市場ですら的とすることができる。

今、日本は人口が減って行っています。地方の人口も減って行っています。

そのことを踏まえると、在住の市場に捉われることなく、インターネット等で遠方から顧客を獲得していく必要があるのではないでしょうか。そのような仕掛けも必要な時代に益々向かっていると言わざるを得ません。

新型コロナは本当に厄介ですが、仕事の仕方を変える大きな転換点を我々に与えてくれたと思います。

これを大いに利用していきましょう!

孫子の兵法 一覧

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?