何かを伝える、ということ(3)

インターンの話の続きです。

今回は、インターン後に、自分でいろいろ考えたことを書きます。

前回の記事はこちら。

このインターンで、私は劣等感を感じるだろうと思っていたけれど。


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インターンの全行程終了後、

私は人事の方に質問をした。


「私は地方在住で、周りの人は今日もすごく準備してきているのを感じました。でも私はそれができる環境を作ることが難しいんです。

まだ絞れている訳ではないのですが、私はこの職業を目指すにあたって、どのような準備をすればいいのでしょうか。」


すると、このような答えが返ってきた。


まず、この職業だけに絞らず、この会社や
この業界に入りたいか、ということだと思うんだ。

この会社にいる人は、方法は違うけれど、
みんな何かしらを「伝えたい」と思ってる。

まずその「伝えたい」という気持ちがあるかどうか。

そして、それを自分の声で伝えたいということなら、
まずは人とコミュニケーションをとること。

スクールに通うという方法もあるけれど、

八百屋のおっちゃんでもいい。人とコミュニケーションをとって話すことに慣れるのが大切だと思うよ。


私は、そう言われて考えてしまった。

私は、自分の声で話したいと思っているけれど、
何かを「伝えたい」とは思っているのか。

自分の声を使うなら、
私は誰に何を伝えたいのだろう。

声で伝えたいと思う理由はなんだろう。

久しぶりに、本気で、自分のやりたいことについて考えた気がした。


私は、このインターンに参加することで
劣等感を感じるだろうと思っていた。

周りはきっと都内から来た子ばかりで
準備がきちんとできていて、
見た目も素敵で。

実際に、本当にそのような子ばかりだった。


だけど。


私は今回、なぜか全く劣等感を感じなかった。


周りの人みんなすごいな。

私この中で1番できてないかも。

向いてそうには見えないかも。


そう思ったことは確かだ。


けれど、今回は
「もう少し、頑張ってみようかな」
と思った。


今までなら
自分ができていないと実感した瞬間、

もうその場にいたくない

向いてない

私なんかだめだ

と思っていたはずだ。



それは、周りと自分を常に比べていたから。

周りの目を気にして
勝手に周りよりダメだと思い込んで

それが自己評価の基準になっていたから。


けれど、今回は違った。

周りからどう思われるか が、気にならなかった。
純粋に、自分がとても楽しかった。


周りの目を忘れていたことに気づいた時、

今まで気持ちにフタをしていたけれど、
もしかしたら


これが私の本当にやりたいことなのかもしれない。


なぜやりたいのか、何を伝えたいのか、
答えは出ていないけれど。


もう少し、踏み込んでみたい。

自信はないけれど、
まだ決めた訳ではないけれど、

もう一回、何かしらの形で
同じような世界を経験してみたい。


先のことなんて分からないけど、

今はとりあえず頑張ってみたい。


どのような力が必要か。今何ができるか。

このインターンを通して、
話すこととは聞くことなのだ、と感じた。

ならば、人と話さなければ。

人の話をたくさん聞かなければ。

自分を磨かなければ。


かなり、遅いスタートなのかもしれない。
けれど、今からできることはたくさんあるかもしれない。

常に、今が、一番若い。

時間は先にしか進まないのだから
過去は変えられないのだから

今からでしか、何もできないのだから。


たくさんの後悔だとか

自分への諦めだとか

必死に自分と向き合った苦しさだとか

そういう経験が今の自分を突き動かしている


そんな気がする。


私はもう一度同じような世界を見るために
とりあえず、動いてみた。

数日後、そこに参加してくる。

不安は同じようにつきまとうけれど
とにかく、行ってみたら何かしら変わるかも。


自分を卑下しないで、

勇気を出して、周りの目を無視したら

何かが変わる。


それが、今回のインターンで学んだ

一番大きなことだ。


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ここまで、インターンで経験した話をしてきました。

、、こんなに長くなるとは思わなかった。

とにかく、私はこの夏でかなり大きな経験をして

成長しました。



今後もまたいろいろ考えたこととかを書いていきます。

ここまで読んでいただき

ありがとうございました😊

#エッセイ #自分 #経験






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