何かを伝える、ということ(2)

以前、インターンでの話を書きました。

ぜひ、こちらも読んでいただけたらと思います。

少し、長くなるかも。


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そんなこんなでインターン当日を迎えたわけだが

怖さとワクワクが半々だった。


どんな人が来るんだろうか。

私がそこにいても大丈夫なんだろうか。


でも、これは私にとって大きな一歩でもあると思った。

楽しみだった。


部屋に入ってみると、

明らかに、私が希望した職種を希望しているんだろうなという人は、一目で分かった。

私、場違いじゃないかな、大丈夫かな、

なんて気持ちも再び湧いてくる。


インターンが始まって、いろいろな部署の方のお話を聞き、グループに分かれて質疑応答の時間があった。

その後、オフィス内の見学をして、
一部実際の業務を体験することができた。


やってみたい人、と言われ、物怖じしてしまった。

しかし、周りの人が手を挙げる中で、

せっかく体験できる機会を無駄にするわけには、

と思い、私も手を挙げて体験させてもらった。

他の人よりも決して上手くできてはいなかったけれど、

ただ手を挙げただけのことでさえ、

自分にとっては大きな経験だった。


そしてその後、このインターンの目玉となる
企画の時間になった。

インターン参加者がグループごとに分かれて、

自分の希望した仕事を担当し、
全員でひとつのものを作り上げるというものだった。

私の希望した職種と同じものを希望した人は
私含め4人いて、2人ずつ分かれなければならず、

希望したその通りの仕事の体験は、結局ジャンケンで負けてできなかったけれど、
それでもほぼ希望通りの、十分な体験ができそうだった。


私たちは事前に、実際の様子を見学させてもらっていた。


テレビで見ていたものが、今そのまま目の前で行われている。

テレビで見ている人たちが、目の前にいる。


今から、自分たちでこれをやるんだとワクワクした。

仕事の内容を教えてもらい、

まずは先輩方にお手本を見せていただいた。


すごく、すごく格好良かった。

この通りにできるわけはないけれど、頑張ろうと思った。


自分たちで体験するにあたって、2人につき1人の先輩がつき、
実際にそれを仕事としている方に、アドバイスをいただく。

とにかく、上手くやろうとするよりも、元気で明るくいればそれで大丈夫。

そう言っていただいた。


いざスタートすると、緊張はしたけれど、とても楽しかった。

とにかく今の自分ができることを、自信を持ってやった。


終わった後にフィードバックをいただいて、

その方には

2人とも、もう少しこうするともっと良くなるけど、すごく上手だった!

〇〇さん(私)は、前の人の話をちゃんと聞いた上でコメントしていて、とてもよかったと思う!

と言っていただいた。


その後、もうひとつのグループがやっているのを私たちは後ろで見ていた。

すると、別の2人にアドバイスをしていた方が

わざわざ私たち2人の方に来て、

「2人ともお互いに違う内容を話していて、落ち着いていたし、とても良かった。頑張ってね。」

と言ってくださった。



私はそれが本当に、本当に嬉しくて、

わざわざこちらに来て話してくれたことも、

実際に仕事をしている方に褒めていただいた
ことも、

一気にモチベーションになった。

文章にして伝えることができないぐらいに、嬉しかった。


最後に、もう一度4人に対してその方が声をかけてくださり、

「うまく作るには、全体の流れに乗ることが大切で、周りの空気を感じ取ったり、会話するような意識を持てば、スムーズな流れを作ることができる。
みんな、とても良かったです。応援してます。」

と言ってくださった。



私は正直、今回その方々と直接お話しすることはできないと思っていた。

けれど、いつもテレビの向こうで見ている方が

忙しい中時間を割いてくれて、

こうして直接自分を見てもらい、目の前で、
アドバイスをいただける。

こんな貴重なことはないと思った。


たとえお世辞を含めての言葉だったのだとしても、

私はかけていただいた言葉の全てが本当に嬉しくて、

この経験ができたことが誇りに思えて、

本当に、挑戦してよかったと思った。


絶対に、ここで経験したことと
かけていただいた言葉は、

絶対に忘れないようにしよう。


そう自分に誓いました。

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インターンが終わって、その後自分で考えたことも、

また記事にしようと思っています。


ここまで読んでいただき、
ありがとうございました!

次回もまた、読んでいただけたら嬉しいです。


#エッセイ #経験 #自分



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