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血は繋がっていても個は他人だ

人の家族になぜいちいち
横槍を入れてくるのだろう?

結婚して新しい家族をもって。
なぜ実家の人間たちが物を言ってくる?

昔からそうだ。
そのことがどれだけストレスになるか。
プレッシャーになるか。

血は繋がっているけれど。
あくまで赤の他人だ。
それをいちいち口出ししてくる。

その理由がわからない。

実家のことを考えると
ストレスが加速する。

行き過ぎた愛情のせいで
雁字搦めにされて。

子供がどんな思いで。
縛られ、演じていたかわかるか?

住む土地が離れても
人の心域に土足で踏み込む。

もうやめてくれ。

自分の思う正義の為に
他者の決断を蔑ろにするな。

家族とのことで
悩みを持ったことがある人は
多いはず。

私の家は
個々の持つ既存概念を
相手にも強要する家だった。

それから外れると
たちまち攻撃が始まる。

だから子供の頃は
親の話をよく聞いて

模範生徒のように疑うこともなく
敷かれたレールを歩んでいた。

逸脱すると
良い顔されず。

家族のことのはずなのに…

親戚中に嫌な面をばら撒かれることを
知っていたから。
恐れていたから。

それが未だに続いているだなんて。

だからある時から
私は家に帰ることが
心の底から嫌になった。

大学でギリギリまで勉強して。 
休みの日はアポイント入れて。

なるべく家族とは関わらない。
それが唯一心の平穏を保つ方法だった。

結婚して家族を持って。

絶対に実家のような家族にしないと。
それだけは固く心に誓って。

「帰ってきたい家」
にすることが。

私の生涯のテーマだ。

どんな形でもいい。
「帰ってきたい」をつくりたい。

家という固まった集団の中で。

自分の居場所がない。
相手の思うように振る舞わなくてはいけない。
間を取り持つように自分がいなければいけない…
 


ゴチャゴチャ考えるような家は
まるで他人と他人が同居しているようだ。

だから私は
出来合いのものを買ってくることも
疎む。

小さくてもいい。
必ず食材には手を加えて。
愛情乗せて。

食卓に並べたい。

人の手が入った食べ物が
どれ程美味しいか。

2年前までは
料理も家事もしたことがなかったが。

今ではそれなりに出来るし
料理に関しては大好きな得意分野だ。

みんなそれぞれ
正義を持つことはわかる。

だけれど。
強要してはいけない。

子供には伸び伸びと育ってほしい。

時代も移り変わり
物騒なことも起きているけれど。

私は子供といえども
しっかりとした個人であることに
変わりはないと思う。

きちんと相手のことを
尊重するべきだ。

相手の心域を侵すことは
決してしてはいけないと思う。

血が繋がった家族だからこそ。

パーソナルスペースを把握して
付き合うことが大切だ。

全くの他人ならば
関係性を切ってしまえば
そこで終わりだが。

家族はそうはいかない。

だからこそ難しいし

だからこそ。

学び切磋琢磨する必要がある。
と私は思う。

私の旦那さん。
大切なパートナーの家族は。

私が望んでいた形だ。
離れていても繋がっている。

自由だけれど
みな家が好き。

私の実家の常識とは
全く違うけれど。

温かい

私もそんな家庭を
築いてゆきたいな。

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