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ブルーノ・マーズのライブレポート&日本人気の理由を考察してみた

2024年、一発目のライブはブルーノ・マーズ!最終日の公演を見に行ってきました。マイケル・ジャクソン、ザ・ローリング・ストーンズ以来、約30年ぶりに東京ドーム7連続公演を行ったブルーノ・マーズ。

正直、日本でそんなに人気だったの?!と驚きだったので、ライブの感想とあわせて、日本で人気の理由は何かを考えてみました。

セットリストはこんな感じ↓

ライブ名の通りでベストヒット尽くしのセトリ!『24K』の楽曲がやや多めで全3アルバムとフィーチャリング・コラボ曲からヒットソングを惜しみなく歌ってくれました。

私が初めてブルーノ・マーズを知ったのはおそらく約10年前。ドラマ『Glee』で「Marry You」や「Just The Way You Are」が歌われていたのがきっかけ。(同世代の方いたら嬉しいのでぜひコメントください🥹)

「Finesse」や「That’s What I Like」など、音源では味わえないグルーヴや生の歌声、バンドの演奏を体験できて、これが世界最高峰のエンタメかと踊りっぱなし、口角が上がりっぱなし。

ブルーノはNYからハワイに移住したパーカッショニストの父親とフラダンサーの母親のもとに生まれて、幼少期からエンタメの世界で育ち頻繁にパフォーマンスをしていたそう。2018年のローリングストーンのインタビューでも、自身のキャリアを振り返ってこんなことも言ってました。

「最近になって気づいたことなんだけどさ」彼はそう話す。「いつも観光客を相手にパフォーマンスしてた俺は、ありとあらゆる人を楽しませないといけなかったんだ。黒人も白人も、アジア人も南米人も関係なく、ハワイにやってくる全ての人々を笑顔にするのが俺の使命だったんだよ」

Rolling Stone

言葉や文化の壁を感じさせない、ブルーノのパフォーマンスは幼少期から磨き上げてきたキャリア30年以上の経験から来ているんでしょうね。

中盤ではブルーノがキーボードの弾き語りで「Talking To The Moon」や「Nothin’ On You」などをショートバージョンで披露。普通の弾き語りではなく、参加した楽曲やブルーノの楽曲を演奏し、観客が歌えたらポイントが入る、題して“ブルーノ・マーズ・カラオケ”ゲーム。約10分間に6曲も披露する豪華な時間でした。

ライブやSNSから感じたのは、日本向けのファンサが最高。AKB48のヘビロテや宇多田ヒカルのFirst Loveなど、前回に続き日本の曲を披露したり、日本語を使ったり、コラボしてるキティちゃんのタオル見せたり。ノリの良さに心を奪われたのは私だけじゃないはず(笑)

私が行った日は最終日だったので、“いち、に、さん、し、ご、ろく、ななショー。最後のショー、最高のショー”って言ってたのが好きでした。

また個人的に圧倒されたのは、直前のMCで”作るのも歌うのも1番辛い曲だった”と説明していた「When I Was Your Man」。ピアノの伴奏とブルーノの歌声がドームに響き渡り息をのんで聴きいってしまった、圧巻の1曲でした。初めは元恋人への未練をひたすら歌っているけど、最後は”I hope he buys you flowers〜”と今の相手がその元恋人を幸せにしてくれているように願っているところが沁みます。完全に感情移入して涙。

そして焦らされるかと思いきや、アンコールでは体感1分も経たずに戻って来たブルーノ。ラストは「Uptown Funk」で2時間弱の公演は、あっという間に終了。2024年始まって1ヶ月しか経ってないのに気が早いけど、今年1番楽しいライブだったと思う!

TVのCMで曲が使われていたり、嵐に楽曲提供をしていたり、もともと知名度は高かったと思います。でも今回ライブを見て、とにかくエンターテイナーとしての魅力が溢れすぎている、そして日本人のノリにも合っているんだろうなと感じました。

"日本人はライブで静かだ"とよく洋楽のアーティストに言われるし、言葉の壁もあるので実際に静か。ただ、率先して声を出したり盛り上げることは比較的少ないけど、フェスティブな空間は好きな国民性だと思います。それがブルーノの作る音楽やステージとマッチしていて、人気なのかなとも思いました。

人生で一度は見ておかなきゃと思って行った今回のブルーノ・マーズのライブ。楽しすぎたので次回の来日も必ず参戦したい。

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