ローズで知った自分の今
「ハーブ スパイス」の香りとの初めての出会いは10代。
人生の大半を共に過ごし変わりゆくライフサイクルの中での香りの記憶と体験談です。
高価なローズ精油
20代、講座で学べば学ぶほどローズは憧れの香りで、ローズの精油は高価な値段もあり一目を置くような存在でした。
とはいうものの、実は好みの香りではありませんでした。
目の前にローズがあるのに!!と思いつつも自分が心地よい香りと思わなければ仕方ありません。
講座でローズが紹介され、実習の時間になると、当時の私からみて母世代の皆さんは「やっぱりいい香りね〜」とローズに酔いしれ、そしてローズのブレンドをしていきました。
その世代が集まるクラスはとても生き生きとした表情になりいつもより和やかになっていたことを思い出します。
「やっぱりママはローズを選ぶよね!」
娘に言われるまで気がついていなかったのですが、ローズを好まなかった時代を忘れてしまうほどローズブレンドが増えていました。
特にオットーよりアブソリュートの香りに惹かれます。当時の彼女たちも仲間同士でそう言っていたのを思い出しました。私はちょうど同じくらいの年齢になっていました。
10代後半の娘もあまりローズを好んで選択しません。比較するならローズオットーの方がいいと。
あれから20年以上。
その瞬間、ローズで自分のライフサイクルの「ここにきた!」というのをまさに体感したのでした。
ローズ
その姿と香りはその場を華やかにしてくれます。
イスラム帝国時代に活躍した医師であり哲学者などであるイブン・シーナがを治療に用いた芳香蒸留水が「ローズ」だったと言われています。古くから女性のケアに役立っています。
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